パンジー&ビオラ栽培成功のカギ! 目からウロコの古土再生利用法
- かわいらしい花が人気のビオラ。
パンジー&ビオラを春まで楽しむには、秋の間に、十分に根をつくっておくことが大切です。植物がよく育つ土は、水はけ、通気性のよい乾きやすい土。そんな土のつくり方を、園芸研究家の吉田健一(よしだ・けんいち)さんに教えてもらいました。
* * *
パンジー&ビオラの栽培を成功させるために、まず、乾きやすい土づくりから始めましょう。今回は、家庭では処分に困る古土を再生利用します。捨てる土を少しも出さない、目からウロコの方法を紹介します。
Step1 新聞紙の上で古土を乾かす
粒子が細かいため固まりやすく、水はけが悪い古土。特に秋から冬にかけては土が乾きにくいので、根が十分に張らず、株が徒長しやすくなります。そこでまず、古土を乾きやすい土に改良します。朝刊1日分の新聞紙の上に、古根やゴミを取り除いた古土を薄く広げ、風通しのよい日なたでよく乾かします。
Step 2 15Lバケツに腐葉土を、3目盛り分入れる
鶏ふん堆肥、牛ふん堆肥、堆肥入り腐葉土などは、粒子が細かいものがあるので、鉢やプランターでの使用は避けましょう。
Step 3 赤玉土小粒を、2目盛り分入れる
赤玉土は水はけを改善し、根の生育を促します。数種類の土と混合する場合は小粒を利用すると、均一に混ざりやすく水はけをよくします。
Step 4 緩効性肥料と有機石灰を加える
赤玉土の上に、リン酸を多く含む粒状緩効性肥料 (N-P-K=6-40-6など) の大粒を軽く二握りと、土の酸度調整とカルシウム補給のために、ゆっくり効く有機石灰(貝化石、カキ殻を焼成、あるいは燻蒸してから粉砕したもの)を軽く一握り施します。
Step 5 乾かした古土を、5目盛り分入れる
腐葉土、赤玉土小粒、肥料を重ねた上に、1でしっかり乾かした古土を重ねます。
Step 6 積み重ねた土を、よくかき混ぜて混合する
移植ゴテでよくかき混ぜたら、古土を再生利用したよい根をつくる土が完成です。混ぜにくい場合は、いったんビニールシートなどに出して広げて、混ぜてもOKです。
■『NHK趣味の園芸』2015年10月号より
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パンジー&ビオラの栽培を成功させるために、まず、乾きやすい土づくりから始めましょう。今回は、家庭では処分に困る古土を再生利用します。捨てる土を少しも出さない、目からウロコの方法を紹介します。
Step1 新聞紙の上で古土を乾かす
粒子が細かいため固まりやすく、水はけが悪い古土。特に秋から冬にかけては土が乾きにくいので、根が十分に張らず、株が徒長しやすくなります。そこでまず、古土を乾きやすい土に改良します。朝刊1日分の新聞紙の上に、古根やゴミを取り除いた古土を薄く広げ、風通しのよい日なたでよく乾かします。
Step 2 15Lバケツに腐葉土を、3目盛り分入れる
鶏ふん堆肥、牛ふん堆肥、堆肥入り腐葉土などは、粒子が細かいものがあるので、鉢やプランターでの使用は避けましょう。
Step 3 赤玉土小粒を、2目盛り分入れる
赤玉土は水はけを改善し、根の生育を促します。数種類の土と混合する場合は小粒を利用すると、均一に混ざりやすく水はけをよくします。
Step 4 緩効性肥料と有機石灰を加える
赤玉土の上に、リン酸を多く含む粒状緩効性肥料 (N-P-K=6-40-6など) の大粒を軽く二握りと、土の酸度調整とカルシウム補給のために、ゆっくり効く有機石灰(貝化石、カキ殻を焼成、あるいは燻蒸してから粉砕したもの)を軽く一握り施します。
Step 5 乾かした古土を、5目盛り分入れる
腐葉土、赤玉土小粒、肥料を重ねた上に、1でしっかり乾かした古土を重ねます。
Step 6 積み重ねた土を、よくかき混ぜて混合する
移植ゴテでよくかき混ぜたら、古土を再生利用したよい根をつくる土が完成です。混ぜにくい場合は、いったんビニールシートなどに出して広げて、混ぜてもOKです。
■『NHK趣味の園芸』2015年10月号より
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