芸術家・園子温の初の個展 高円寺にて開催中
現在、日本映画界でもっとも過激な監督とも言われる園子温さん。活躍の場は日本国内に限らず、2008年公開の作品「愛のむきだし」が第59回ベルリン国際映画祭でカリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得ています。
今でこそ、日本を代表する映画監督のひとりとなった園子温さんですが、その表現者としてのキャリアは決して平坦なものではなく、作品同様、ラディカルそのもの。詩人、絵本作家、伝説的パフォーマンス集団「東京ガガガ」の主宰、水道橋博士とのお笑いコンビ......、あらゆるジャンルを傍若無人に渡り歩いてきました。
そんな園子温さんの初の個展「ひそひそ星」が、現在開催されています。場所はアーティスト集団「チンポム(Chim↑Pom)」が運営する東京・高円寺のスタジオ・キタコレビル内アーティスト・ラン・ギャラリー「ガーター(Garter)」。同ギャラリーは、今年1月末に閉店したセレクトショップが閉店後にリニューアルされたばかりの注目スポット。園子温さんの初個展は、「ガーター」の第一弾イベントとのこと。
本展ではその肩書きにこだわらない「芸術家・園子温」としての側面に焦点を当てて、「東京ガガガ」のアーカイブ、新作ハプニングアート「ハチ公プロジェクト」、そして17年ぶりの自主制作映画として制作を終えて、来年の公開を待つ新作「ひそひそ星」のインスタレーションバージョンの3作を展示。
園子音さんファンであれば絶対に外せない個展。会期は7月26日まで。下記イベント情報をチェックの上、是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
【イベント情報】
http://chimpom.jp/artist-run-space-jp.html
会期:6/26(金)-7/26(日)※水曜休み15:00-20:00
会場:ガーター(Garter) 東京都杉並区高円寺北3-4-13キタコレビル内
入場料:500円