「マイナス18℃以上であれば外で遊ぶ」世界のビックリ校則
- 『こんなに厳しい!世界の校則 (メディアファクトリー新書)』
- メディアファクトリー
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制服の着用方法や頭髪、持ち物、ふるまいなど、「校則は厳しい......」そう嘆いたことはありませんか?
しかし、世界には日本以上に厳しい校則があるようです。書籍『こんなに厳しい!世界の校則』では、日本人には理解しがたい変わった世界の校則を紹介しています。
■授業中に廊下にいる生徒は許可証を持っていなければならない(アメリカ)
授業中に教室を出る用事といえば、トイレが我慢できないとか、気持ち悪くなって保健室に行く時が一般的。日本では挙手して先生にその旨を伝えれば、退室は大方許されますが、アメリカではそうはいきません。生徒は教師からホールパス(廊下通行許可証)を受け取るまで教室から一歩も出られないのです。ミシガン州のヒューロン中学校では、規制を破ると親に報告され、それが2回重なると停学処分になるようです。
■受け入れがたいヘアスタイルの男子生徒は学校で散髪を受け、5ドル支払う(シンガポール)
風紀上よろしくないヘアスタイルが、注意されても改善されない場合は、プロの床屋が学校に登場し散髪が行われます。他生徒の前で学校推奨の髪型になるのです。さて、受け入れがたいヘアスタイルとはどのようなものでしょう。ガンエンセン中学校の校則には、「前髪が眉を覆ってはならない」「耳またはシャツの襟に髪が触れてはならない」「長いもみあげは許可されない」とされています。この校則で珍しいのは「散髪料の5ドル」。「法律で罰せられる」とする校則はあっても、なかなか罰金まではかかれません。具体的な金額で支払いを命じる、きわめて希な校則です。
■マイナス18℃以上であれば、休み時間は外に出なければならない(フィンランド)
フィンランドの冬はマイナス20℃やマイナス30℃以下といった、非常に厳しいもの。だから、子どもたちの耐寒機能を高めておく必要があるのです。しかし、マイナス18℃とはあまりに過酷な気温設定。フィンランドの名物・オーロラが見られるのは、だいたいマイナス20℃以下が目安。外に出るとまつ毛が凍り、電池の消耗が一気に早くなる世界なのです。
この他にも「休日に宿題をしてはならない」「子供を教室に連れてきてもよい」「雪合戦をしてはならない」「すべてのおかずを食べること」など、それぞれの国情を背負った厳しい校則・妙な校則が存在します。「日本ほど校則の厳しい国はない」と思ったら実は大間違い。校則とは、どこの国も厳しいものなのです。