ここがステキ！　びん調理の魅力

料理研究家でフードコーディネーターの市沢衣久（いちさわ・いく）さんが提案する「びん調理」。その方法と魅力を市沢さんに聞いてみました。

＊ ＊ ＊


■びん調理って何？

材料を入れたびんを鍋で加熱するので、「びん調理」と名付けました。びんの中で料理ができあがるなんて、おもしろいですよね。ふたをして加熱するため、水分が飛ばず、素材のうまみや風味を丸ごと生かせます。そして、食べきりやすい量をつくれるのも魅力です。
また、鍋で食材を直接煮ると、鍋の素材や火加減などで仕上がりに差が出てしまうこともあるのですが、びん調理ならそれがありません。そのため、料理が苦手と思っている人でも、むずかしいテクニックを必要とせず、楽しみながら調理していただけると思います。

■びん調理の魅力

Point1　一度に、数種類の料理をつくることもできます
1種類ずつつくってもいいし、同じ鍋に違う料理のびんを入れてもOK。加熱時間は料理ごとに違いますが、加熱が終わったものから取り出していけばいいから簡単です。加熱を終えたびんを取り出して湯が減ったら、熱湯を足してください。

Point2　びんと鍋さえあれば、という手軽さ
容量450～475mlのびんを使います。2～3食分のおかずやソースがびんの中でできあがり！

Point3　1人分のランチや朝食、お助けおかずに
味つけに便利なソース類や、そのまま食べられるものばかりなので、便利です。おいしいうちに、早めに食べきりましょう。

※テキストでは、トマトケチャップのような調味料から、マッシュポテト、五目のもとなど、いろいろなタイプのびん調理とそれを使ったおすすめレシピを紹介しています。
■『NHKまる得マガジン 簡単！　便利！　魔法のびん調理』より