堆肥や培養土にカビが生えたら使わないほうがいい?

培養土 撮影:福田 稔
堆肥や培養土を使おうと思ったらカビが生えていた……こんな時は廃棄すべきなのでしょうか。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに教えてもらいました。

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カビが生えた堆肥や培養土も、使えないわけではありません。ただ、そこに直接タネをまいたり、苗を植えたりする培養土の場合、その中に病原菌がいて野菜が病気になる場合もあるので、念のために殺菌消毒をしましょう。晴れた日を選んで袋から出し、シートなどに広げて、太陽熱でカラカラに乾燥させます。使う前には水を加え、よく混ぜて水となじませましょう。乾いたまま使うと、培養土に入っているピートモスが水をはじいてしまうからです。
堆肥は、そのまま土に混ぜても大丈夫。土の中にはそもそも、カビをはじめとするさまざまな微生物がすんでいるからです。もし、堆肥の中に野菜の病原菌が潜んでいても、多様な微生物のほんの一部であり、基本的には施用後、1週間たってから作付けするわけですから、あまり問題ではありません。
堆肥や培養土は、長く保管していればカビが生えることもあります。でも、使用する少し前に買った製品にカビが生えたら、それはあまり品質がよいとはいえません。今後は別の製品を選んだほうがよいでしょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2021年12月・2022年1月号より

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