管理がラクだから初心者でもOK!みんなの一坪花壇

苗の配置が終わった。花壇左側の鉢は、春にダリアを植えつける予定で空けておく目印。花の種類や植えつけ方はテキストで紹介しています。開花の様子は来春の号に掲載しますのでお楽しみに! 撮影:竹田正道
住まいの周囲に一坪ほどの花壇スペースはありませんか? この秋、年中楽しめて、しかもおしゃれなたたずまいの一坪花壇をつくりましょう。一坪花壇の3つの推しポイントを、園芸研究家の河野義雄(こうの・よしお)さんに伺いました。

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■推しポイント1 つくるのが簡単!

わずか一坪(3.3平方メートル)だから、小さな庭にも花壇をつくる場所がきっと見つかります。半日程度日の当たる場所を見つけて、ぜひ、つくりましょう。花壇の形や大きさは庭のスペースに合わせ、細長い花壇でも、四角い花壇でも、あるいは円形や三角形など変形の花壇でもOKです。

 





■推しポイント2 手入れも簡単!

大きな花壇を維持するのは時間も手間もかかり大変ですが、一坪なら作業量がぐっと少なく、忙しい人でも無理なく管理できます。週末ガーデナーにもぴったり。もちろん初心者には特におすすめです。
秋植えの場合は、春まで特別な管理はありませんが、霜が降りる地域では軽い防寒を心がけましょう。また、冬も咲き続ける種類は花がら摘みを行います。小輪の品種を選べば花数がふえ、にぎやかな花壇になります。春から秋の生育期の主な管理作業は、季節ごとの一年草の入れ替え、花がら摘み、除草、病害虫の防除などです。

■推しポイント3 365日花がある!

小さくたって、一年中花が途切れない、そんな花壇がつくれます。
ちなみに紹介する花壇は植えつけ時点で多年草(宿根草、球根植物)と一・二年草合わせて30種類を超える植物が入りました。華やかさを演出するため、原則として一・二年草は季節によって入れ替えます。つまり、年中、花が楽しめる大満足の花壇がつくれるのです。植物の組み合わせ方によって、美しくおしゃれな雰囲気を楽しむことができます。
■『NHK趣味の園芸』2021年11月号より

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