「せきばらい」はのどに悪い? のどのお悩みQ&A

イラスト:尚味
のどにまつわるさまざまな疑問やお悩みに、耳鼻咽喉科・気管食道科専門医の渡邊雄介(わたなべ・ゆうすけ)さんが答えます。のどへの理解を深めて、つや声キープに役立ててください。

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■Q1 「せきばらい」をするクセがあるんだけれど……。

 
A のどによくない習慣です。
のどに違和感がある気がして、しょっちゅう「エホッエホッ」とせきばらいをする人がいますが、これはのどに負担をかける行為です。せきばらいをすると、声帯が強くこすり合わされて、傷つきかねないのです。
のどがイガイガしてせきばらいをしたくなったら、水を飲んでのどを潤し、なるべくせきばらいをしないようにしましょう。

■Q2 タイトな服を着ると、のどがムカムカするのはなぜ?

 
A 「のどやけ」しているかもしれません。
逆流性食道炎は、日本では更年期以降の女性に少なくありません。女性は更年期を過ぎると、おなか周りに脂肪がつき、おなかが圧迫されがちです。その状態で、ウエストを締めつける服装をしていると、胃酸が逆流しやすく、逆流性食道炎になりやすいのです。
和服やタイトなスカート、きついガードルなど、ウエストを締めつける服は長時間着用しないようにしましょう。前かがみの姿勢も、おなかを圧迫する要因です。
※続きはテキストに掲載しています。また、いつまでも元気に人生を楽しむための「のどトレ」も多数紹介しています。
■『NHKまる得マガジン 毎日すっきり!のどトレのすすめ』より

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