定番なのには理由がある! カキの魅力

品種は全部で1000以上!? お好きな味を選べます! 撮影:藤田浩司
全国各地で見かける庭木の定番・カキですが、じつは鉢植えで育てると、メリットがたくさん! 完熟果を収穫してすぐに食べられる甘ガキに加え、こだわりの方法で渋が抜ける渋ガキと、種類も多彩。そんなカキの魅力を、千葉大学 環境健康フィールド科学センターの三輪 正幸(みわ・まさゆき)さんにうかがいました。

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■暑さ寒さに強く育てやすい

カキは、冬はマイナス13℃程度まで耐え、夏は水さえ不足しなければ暑さで枯れることはありません。病害虫にも比較的強く、ポイントさえ押さえれば無農薬・減農薬でも栽培可能です。このように育てやすく一部の地域を除き全国で栽培が可能なので、古くから庭木や果樹の定番として親しまれている植物です。

■鉢植えがおすすめ

庭に植えて放任すると20m以上の大木になることもあるカキ。作業性を考慮すると、剪定などを毎年行って、低く仕立てる必要がありますが、こうした作業は、初心者には難しくて、面倒に感じるようです。
そこでおすすめなのが、鉢植えです。カキは鉢に植えると、根とともに枝葉の生育も抑えられて木がコンパクトになるほか、果実に栄養が集中しやすいので実つきがよくなります。ベランダなどでも栽培可能なので、ぜひとも鉢植えで育ててみましょう。
※テキストでは新旧のおすすめ品種、お手入れのポイントを詳しく紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2020年11月号より

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