ナス栽培の最大のポイントは「3本仕立て」

撮影:成清徹也
ナス栽培の最大のポイントは、主枝のほか、一番花より下で伸ばす枝を2本に限定して3本にすること。一番花より上のわき芽と、この3本から出るわき芽はすべて伸ばすため、十分に収穫できます。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、「3本仕立て」のコツを教えてもらいました。

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■こうする

一番花(いちばんか/その株で最初についた花)の下のわき芽2つを残して、それより下のわき芽は摘み取る。わき芽は伸びると側枝になり、主枝1本+側枝2本を伸ばす「3本仕立て」となる。なお、一番花より上のわき芽と、3本の枝から出るわき芽は、株がある程度大きくなって体力がついているので、伸ばしてよい。
 

■やらないと、どうなる?

株がまだ小さいうちに多くの茎葉を伸ばすことになり、株が疲れてその後の生育や実つきが悪くなる。株元の日当たりや風通しが悪くなり、病気や害虫が発生しやすくなる。株が大きくなったあとは、茎葉がグチャグチャに混み合って養分が分散され、実つきが悪くなったり、一つ一つの果実が小さくなったりする。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年6・7月号より

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