トマトの手入れのキモはわき芽かき

撮影:上林徳寛
トマトの手入れのキモは、わき芽かき。わき芽にも花や実はつきますが、もったいない精神を捨てて摘み取りましょう。中玉やミニの品種では、第一花房(最初の花)のすぐ下のわき芽だけは伸ばしてもOK! 恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、その重要性について伺いました。

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■こうする

主枝(株の中心の枝)についた葉のつけ根から出る芽は、すべて摘み取る。同じ場所から何度か出ることもあるので、1週間に1回を目安にこまめに摘もう。大玉トマト以外は、第一花房の下のわき芽1つのみ、伸ばしてもよい。

■やらないと、どうなる?

わき芽を伸ばして、わき芽にも花や果実をつけさせると、養分が分散されて主枝につく果実が小さくなったり、数が減ったりする。また、茎葉が茂りすぎて日当たりや風通しが悪くなり、生育が悪くなるほか、病害虫が発生しやすくなる。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年6・7月号より

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