ベランダでイモ掘りできちゃう! サツマイモの袋栽培

撮影:渡辺七奈
野菜用培養土の袋を使ってサツマイモ栽培に挑戦します。プランターがなくてもOK! 園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんに育て方のコツを伺いました。

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■カバーをかけて育てる

透明度の高い培養土袋は、日光を当てると袋の中にコケが生えたり、土の温度が上がりやすくなったりするのでカバーをかぶせて遮光。好みの色柄のカバーをかぶせれば、見た目もおしゃれです。カバーの素材は、培養土袋のサイズに合わせて大きさを調整でき、紫外線に当たっても色あせにくい、撥水タイプのテーブルクロスがおすすめ。厚手のショッピングバッグや麻袋などでも。

 


 キャスター台にのせよう

袋のまま手で持って移動させると、中の土が動いて根が傷みやすいので、キャスターつきの台にのせておくと安心です。大雨や台風のとき、雨の当たらない軒下などへ移動させやすく、地面からの輻射熱も伝わりにくいので生育もよくなります。

■追熟させて甘く!

でんぷん質の多いサツマイモは、収穫後3~4週間おいて追熟させると甘みが増してよりおいしくなります。追熟させる場合は、掘り上げたイモの表面をよく乾かし、水洗いせずに新聞紙に包み、15℃前後の常温で保存しましょう。
 

■初心者でも育てやすい

培養土さえあれば、すぐにスタートできる袋栽培。プランターを持っていない方にもおすすめです。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年4・5月号より

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