極寒は苦手! 冬型多肉の管理

日中も薄暗い窓辺では植物育成用LEDを当てる方法が。撮影:安部まゆみ
独特の姿で、不思議カッコイイ冬型の多肉植物。園芸家の靍岡秀明(つるおか・ひであき)さんに、冬季の管理のポイントを教えてもらいました。

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■置き場:冬型ですが、極寒は苦手

冬型多肉植物の成長期は秋から春。比較的寒さに強いとはいえ、真冬は要注意です。霜や北風、雨に当たらないようにしてください。
耐寒温度を下回る寒い日が続く場合は室内へ。明るい窓辺に置きます。室内に取り込む際は虫がついていないかどうか、よく確認しましょう。
住まいによっては「南向きの窓がない」「窓が南向きでも近隣の建造物の陰に」という場合も。手厚く管理をするなら、植物育成用のLEDを取りつけると、日照不足による徒長を防ぐことができます。また、ベランダの手すりが壁状で、風がこもるような場所にはサーキュレーターや小型扇風機を使うと、よりよい環境になります。

■水やり:完全に乾いてから

一般的な鉢植えの水やりは、鉢の表土が乾いてから。多肉植物の場合は表面だけでなく、鉢の底のゴロ土まで、しっかり乾いてからが基本です。写真のように鉢底のゴロ土の色をチェックしましょう。
与えるときは鉢底からたっぷり水が流れ出るまで。地上部に水滴が残らないように、作業は天気のよい午前中に行いましょう。
■『NHK趣味の園芸』2020年1月号より

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