あなたの「多肉愛」を問う! 多肉検定

撮影:田中雅也
栽培から品種まで、多肉植物にまつわる知識、どのくらい持っていますか? さまざまな視点から、あなたの「多肉力」を判定します。多肉界のマエストロ・松岡修一(まつおか・しゅういち)さんからの出題に、いざ勝負! 本稿では全9問のうち2問を紹介します。

* * *


■質問1 セダム 緑亀の卵の肉厚な葉がぽろっと取れました。ふやすならどの方法?


A スライスして用土の上に並べる。
B 新しい用土を用意して、その上に並べて発根を待つ。
C 新しい鉢と用土を用意して、土の中に完全に埋めて発芽を待つ。

■質問2 下写真の多肉の表面にある白い部分は何と呼ぶか答えなさい。



■質問1の答えと解説

答えは、B。セダムのぽろっと落ちた葉は、葉ざしでふやすことができます。適期は3〜6月、10月ごろ。【手順1】厚さ2〜3㎝以上の用土の上に葉を置いて、半日陰の涼しい場所へ。手順3まで水やりは不要。【手順2】2〜3週間後、葉のつけ根から芽そして根が出たら根の部分にだけ土をかけて埋めます。【手順3】写真のように芽吹いたら、ピンセットなどでそっと掘り上げて鉢に植え替えを。ここまで約2年弱かかります。親葉が枯れたら水やりを開始。



■質問2の答えと解説

答えは、刺座(しざ)。サボテンのとげは、硬いものから柔らかい毛のようなものまでさまざまです。出題のアストロフィツム瑠璃兜は、とげは退化し、とげの土台部分に触っても痛くない細かな毛があり、これを刺座(しざ=アレオーレ)と呼びます。兜丸の仲間であるミラクル兜(下写真)は、丸印の部分だけを刺座と呼び、それ以外の白い模様は、とげが退化した部分で刺座とは呼びません。


※この他の問題はテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸』2020年1月号より

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