スロートレーニングって何? 効果を上げるポイントは?
- 撮影:平田かい
筋力に自信のない方にぴったりだというスロートレーニング。東京大学大学院教授でスポーツ先端科学研究拠点・拠点長の石井直方(いしい・なおかた)さんに、その特長と、効果を上げるポイントを教えてもらいました。
* * *
筋トレというと、ジムに行ってマシンを使ったり、重いバーベルを持ち上げたりするトレーニングをイメージするかもしれませんが、ここで紹介する「スロートレーニング」(略してスロトレ)は、自分の体重を利用する自重トレーニングなので、けがをする心配もなく、安全に取り組むことができます。
「スロトレ」の特徴は、ひとつひとつの動きをゆっくり休みなく行うこと。例えば、スクワットは、4 秒間かけてゆっくりとしゃがみ、4 秒間かけてゆっくりと立ち上がります。
すると、筋肉内の血流が制限されて酸欠状態になり、重い負荷をかけてトレーニングを行ったときと同じような筋内環境になります。これにより、少ない回数でも筋肉が疲労して“きつい” と感じるため、筋肉を効率よく鍛えることができるのです。
重要なのは回数ではなく、「きつい!」と感じる自分の感覚。まずは「きつい!と感じる回数× 3 セット」を目指しましょう。息を止めず、自然に呼吸しながら行ってください。
■効果を上げるポイント
・それぞれの動作に4秒間かける。
・筋肉をゆっくりと動かし、力を入れ続ける。
・関節や体勢をロックしない(固めない)で動き続ける。
・回数を決めずに「きつい!」と感じる回数を3セット行う。
■『NHK趣味どきっ!スロトレ+(プラス) 目指せ! 2か月で3歳若返り』より
* * *
筋トレというと、ジムに行ってマシンを使ったり、重いバーベルを持ち上げたりするトレーニングをイメージするかもしれませんが、ここで紹介する「スロートレーニング」(略してスロトレ)は、自分の体重を利用する自重トレーニングなので、けがをする心配もなく、安全に取り組むことができます。
「スロトレ」の特徴は、ひとつひとつの動きをゆっくり休みなく行うこと。例えば、スクワットは、4 秒間かけてゆっくりとしゃがみ、4 秒間かけてゆっくりと立ち上がります。
すると、筋肉内の血流が制限されて酸欠状態になり、重い負荷をかけてトレーニングを行ったときと同じような筋内環境になります。これにより、少ない回数でも筋肉が疲労して“きつい” と感じるため、筋肉を効率よく鍛えることができるのです。
重要なのは回数ではなく、「きつい!」と感じる自分の感覚。まずは「きつい!と感じる回数× 3 セット」を目指しましょう。息を止めず、自然に呼吸しながら行ってください。
■効果を上げるポイント
・それぞれの動作に4秒間かける。
・筋肉をゆっくりと動かし、力を入れ続ける。
・関節や体勢をロックしない(固めない)で動き続ける。
・回数を決めずに「きつい!」と感じる回数を3セット行う。
■『NHK趣味どきっ!スロトレ+(プラス) 目指せ! 2か月で3歳若返り』より
- 『スロトレ+(プラス): 1日5分、週2回の簡単エクササイズ (NHK趣味どきっ!)』
- 比嘉 一雄,石井 直方,石川 三知
- NHK出版
- 1,210円(税込)
- >> Amazon.co.jp
- >> HonyaClub.com
- >> HMV&BOOKS