シクラメンの新しい楽しみ方「コーデックスシクラメン」ってご存じ?

開花後3年のローゼスローズ。撮影:桜野良充
シクラメンの味わいは花ばかりとは限りません。根元の部分が大きく育ちユニークな形になったものを仕立てて楽しんでみませんか。まったく新しい「コーデックスシクラメン」を、園芸家の大内幸雄(おおうち・ゆきお)さんと大内広明(おおうち・ひろあき)さんが提案します。

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■シクラメンはコーデックスの新しい種類!?

多肉愛好家の間で人気のコーデックス。さまざまな種類の植物の根や茎の部分を太く育て、楽しんでいる人の多いジャンルです。
毎年の夏を上手に越すことができれば、シクラメンは枯れずに育ち続け、地上部にイモのような姿を現す茎の部分を生かしコーデックスとして楽しめます。しかも多肉植物に比べて安価だというポイントも。
もし花の終わったシクラメンがあるのなら、お気に入りの鉢に植え替えてコーデックスとして育てて楽しんでみましょう。

■塊茎ってナニ?

多肉植物でコーデックスというと、根や茎の部分が大きく育ち、イモとも呼ばれる塊状に育った植物の総称です。
シクラメンでは、茎の部分がでんぷんなどの栄養をためて大きくふくらみ、塊状に育って塊茎となります。塊茎は半分は地上に、半分が地中で大きく育っていきます。上部は環境によってどこからでも芽を出します。
5月ごろに開花期を終えたシクラメンは、その後翌年の開花のために塊茎に養分を蓄えます。本格的な暑さが到来するまでの短い間に、ぐんぐんと育っていきます。

※テキストではコーデックスシクラメンの育て方のコツを紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2019年12月号より

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