キャベツが結球しない、ネギの白い部分が長くならない……秋冬野菜のお悩み
- 植えつけが遅かったため、12月になっても結球しなかった紫キャベツ(手前)。適期を守ることも大切。撮影:福田 稔
野菜作りをしていると、どうすればよいのかわからなくなったり、虫や病気に悩まされたり。ウェブサイト「みんなの趣味の園芸」では、野菜作りのお悩みに関するアンケートを実施。3人のプロに答えてもらいました。こちらでは、「秋冬編」から抜粋してお届けします。
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■キャベツがうまく結球しませんでした。
結球させるには、生育の前半で、いかに外葉を成長させるかが勝負です。高温、肥料不足、水不足、日照不足で外葉が発育不良になったり、虫に外葉を食べられたりすると、うまく結球しなかったり、球が小さくなったりします。適期にタネをまき、植えつけと同時に防虫ネットをかけ、日当たりのよい場所で、追肥と水やりをしっかり行いましょう(園芸家・深町貴子さん)。
■スーパーで売っているネギのように白い部分が長くなりません。
土寄せの量が足りなかったのではないでしょうか。白くさせる部分(葉鞘〈ようしょう〉部)は、土寄せをして光を遮る(軟白〈なんぱく〉する)ことで白くなるので、生育中は、月に1回のペースで収穫までに3~4回、葉の分かれ目のすぐ下まで(最終土寄せは葉の分かれ目が隠れるくらい)土寄せを行います。あるいは、植えつけ時の溝が浅すぎることも考えられるので、溝の深さは20~30cmを確保します(恵泉女学園大学人間社会学部教授・藤田 智さん)。
■『NHK趣味の園芸やさいの時間』2019年12月・2020年1月号より
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■キャベツがうまく結球しませんでした。
結球させるには、生育の前半で、いかに外葉を成長させるかが勝負です。高温、肥料不足、水不足、日照不足で外葉が発育不良になったり、虫に外葉を食べられたりすると、うまく結球しなかったり、球が小さくなったりします。適期にタネをまき、植えつけと同時に防虫ネットをかけ、日当たりのよい場所で、追肥と水やりをしっかり行いましょう(園芸家・深町貴子さん)。
■スーパーで売っているネギのように白い部分が長くなりません。
土寄せの量が足りなかったのではないでしょうか。白くさせる部分(葉鞘〈ようしょう〉部)は、土寄せをして光を遮る(軟白〈なんぱく〉する)ことで白くなるので、生育中は、月に1回のペースで収穫までに3~4回、葉の分かれ目のすぐ下まで(最終土寄せは葉の分かれ目が隠れるくらい)土寄せを行います。あるいは、植えつけ時の溝が浅すぎることも考えられるので、溝の深さは20~30cmを確保します(恵泉女学園大学人間社会学部教授・藤田 智さん)。
■『NHK趣味の園芸やさいの時間』2019年12月・2020年1月号より
- 『NHK趣味の園芸やさいの時間 2019年 12 月号 [雑誌]』
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