目指せ1鉢20個! すずなりレモンの極意

撮影:田中雅也
「鉢植えでレモンが20個!?」驚く人も多いかもしれません。でも、すずなりの果実を見たときの喜びはひとしお。果実好きならぜひチャレンジしたい憧れのすずなりレモン。そのとっておき栽培法を、千葉大学環境健康フィールド科学センター助教の三輪正幸(みわ・まさゆき)さんがご紹介します。

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■1鉢に20個つけるなら500枚の葉を目指す

葉は大事な工場
葉では光合成が行われ、糖やエネルギーなどが盛んに生産されます。葉で生産された糖は、新しい枝葉などを発生させるために使われるほか、果実を甘く大きくするために利用されます。
つまり、たくさんの果実を収穫するには、糖の生産工場である葉の数を十分に確保することが最も重要なのです。
葉果比が目安
葉の工場がもつ能力以上に果実をつけすぎると果実が小さくなったり、養分不足で翌年の収穫量が激減する場合があります。
葉と果実の適正な割合を守る際の目安となるのが葉果比(ようかひ)です。葉果比とは果実1個をならせるために必要な葉の枚数で、レモンの葉果比は25です。つまり、1鉢に20個をならせたい場合には、葉果比25×20果で、葉が500枚必要になります。
※葉を保ち、ふやす具体的な方法はテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸』2019年11月号より

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