野菜の残渣を有効利用しよう
- 穴が小さい場合や、残渣が少ない場合は、あらかじめ葉は幅5cmくらい、太い茎はさらに小さくハサミで切る。撮影:阪口 克
栽培が終わった後の残渣(ざんさ/野菜くず)の後片付けには頭を悩ませがち。ゴミを出さずに再利用する方法を、体験農園園主、東京都指導農業士の加藤正明さんに教えてもらいました。
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■穴を掘って残渣を入れ、分解させて堆肥にするべし!
深さ70~80cmの穴を掘る
野菜の残渣は捨てずに堆肥にすれば、ゴミに出さずに再利用ができますよ。まずは深さ70~80cmの穴を掘りましょう。そこに残渣を入れて分解させます。このとき、分解を早めるため「できるだけ細かくする」ことと、少し水分があるほうが分解しやすいので「カラカラに乾燥させず、生のまま投入する」ことがポイントです。
残渣を細かくするときは、少量ならハサミで細かく切るか、たくさんある場合は、穴に入れたあと、スコップを突き刺して細かく砕きます。分解しにくい茎部分は、特に細かくしましょう。
石灰や米ぬかで分解を早める
穴に入れたあと、残渣に米ぬかや苦土石灰(くどせっかい)をまき、足で踏んで密着させると分解がスピーディーに進みます。残渣が出るたび次々に投入し、穴がいっぱいになったら土をかぶせて放置します。その後3年ほどすると、中の残渣は有機物たっぷりの堆肥に。土壌改良の資材として有効利用できます。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2019年8・9月号より
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■穴を掘って残渣を入れ、分解させて堆肥にするべし!
深さ70~80cmの穴を掘る
野菜の残渣は捨てずに堆肥にすれば、ゴミに出さずに再利用ができますよ。まずは深さ70~80cmの穴を掘りましょう。そこに残渣を入れて分解させます。このとき、分解を早めるため「できるだけ細かくする」ことと、少し水分があるほうが分解しやすいので「カラカラに乾燥させず、生のまま投入する」ことがポイントです。
残渣を細かくするときは、少量ならハサミで細かく切るか、たくさんある場合は、穴に入れたあと、スコップを突き刺して細かく砕きます。分解しにくい茎部分は、特に細かくしましょう。
石灰や米ぬかで分解を早める
穴に入れたあと、残渣に米ぬかや苦土石灰(くどせっかい)をまき、足で踏んで密着させると分解がスピーディーに進みます。残渣が出るたび次々に投入し、穴がいっぱいになったら土をかぶせて放置します。その後3年ほどすると、中の残渣は有機物たっぷりの堆肥に。土壌改良の資材として有効利用できます。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2019年8・9月号より
- 『NHK趣味の園芸やさいの時間 2019年 08 月号 [雑誌]』
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