そのタネ、もう発芽しないかも…? タネの寿命

小さくて不ぞろいなタネのまわりに粉状の混合物を塗布して大きくし、サイズもそろえてまきやすくしたペレット種子。ニンジンやレタスなどで見られる。撮影:丸山 滋
おうちに余った野菜のタネが眠っていませんか? 実は、タネには寿命があります。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、主な野菜のタネの寿命を教えてもらいました。

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タネには寿命があり、それを過ぎると発芽能力が失われるので、できるだけ早くまききることが大切です。寿命は野菜の種類によって異なりますが、低温・乾燥状態で適切に保管すると、野菜がもつ本来の寿命が維持できます。寿命が1~2年と短い野菜は、毎年新しいタネを購入することをおすすめします。タネ袋の有効期限もチェックしてください。

■主な野菜のタネの寿命

1年:エダマメ、タマネギ、ニラ、ニンジン、ネギ、ミツバ、ラッカセイなど
2年:インゲン、エンドウ、キャベツ、ゴボウ、ソラマメ、トウガラシ、ピーマン、ホウレンソウ、レタス類など
3年:カブ、カボチャ、キュウリ、ズッキーニ、ダイコン、ツケナ類、ハクサイなど
4年:スイカ、トマト、ナスなど

■タネの保存方法

1 クリップでとめる
タネ袋の口を閉じて折り、クリップでとめる。

2 密閉容器に入れる
乾燥剤と一緒にジッパー付きの保存袋などに入れ、冷蔵庫などの冷暗所で保存する。

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2019年8・9月号より

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