酸っぱいものが体にいいってホント?
- ちょっと酸っぱいマリネ液で「冷しゃぶマリネ」。つくり方はテキストで! 撮影:新居明子
酸っぱいものが体にいいってホント? 夏バテ防止や疲労回復に効果的など、あいまいに広まっている酸味の底力を、医学博士の本多京子(ほんだ・きょうこ)さんに聞いてきました。
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■酢が体にいいってホント?
健康のために、毎日の食生活に酢を取り入れたいと思っている人は多いですが、そもそも酢ってどんな効能があるの?
酢の最大のスゴさは、おいしく減塩できることです。今の時代、不規則な食生活や運動不足から、高血圧や肥満などの生活習慣病にかかる人が増え、予防として減塩が注目されています。そのお手伝いをしてくれるのが酢なのです!
インパクトのある酸味で、塩味が少なくてもおいしく食べられるわけです。ギョーザのたれに数滴。ほかにも煮物、炒め物、飲み物などに少しずつ使ってみましょう。ただし、空腹時に酸っぱいドリンクを飲むと胃に負担がかかることもあるので、それはご用心。上手につきあうことが大切です。
■はちみつレモンは青春の味
レモンといえばビタミンC。そんなイメージがありますが、皮に1/2量が含まれているため、果汁のビタミンCの割合は意外に低めです。とはいえ豊富なクエン酸を含むレモンは、疲労回復にピッタリの食材です!
特に運動による疲労には、クエン酸と糖分やたんぱく質を合わせるのが効果的です。レモンをはちみつや牛乳と合わせてとることで、運動によって減少した筋肉の糖源(グリコーゲン)の回復に役立つからです。甘みとレモン……、そういえば学生時代、スポーツのあとにレモンのはちみつ漬けを食べることが定番でしたが、それは理にかなっていたのですね。青春の甘酸っぱい味は、大人が食べてもいいこと尽くしなので、疲れたら甘酸っぱいレモンを思い出してください。
同様にクエン酸や酢酸を含む梅干しにも酢にも、疲労軽減作用は期待できます。ちょっと甘めのはちみつ梅を、3時のお茶うけに食べたら、午後の仕事もはかどります!
ちなみにストレスなどの精神的な疲労には、あまり効き目はありません(残念)。
※『きょうの料理ビギナーズ』2019年7月号の巻頭特集は「酢・レモン・梅干しでちょっとすっぱいおかず」。ちょっと酸っぱくて食欲がモリモリと湧くおかずをたくさん紹介しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2019年7月号より
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■酢が体にいいってホント?
健康のために、毎日の食生活に酢を取り入れたいと思っている人は多いですが、そもそも酢ってどんな効能があるの?
酢の最大のスゴさは、おいしく減塩できることです。今の時代、不規則な食生活や運動不足から、高血圧や肥満などの生活習慣病にかかる人が増え、予防として減塩が注目されています。そのお手伝いをしてくれるのが酢なのです!
インパクトのある酸味で、塩味が少なくてもおいしく食べられるわけです。ギョーザのたれに数滴。ほかにも煮物、炒め物、飲み物などに少しずつ使ってみましょう。ただし、空腹時に酸っぱいドリンクを飲むと胃に負担がかかることもあるので、それはご用心。上手につきあうことが大切です。
■はちみつレモンは青春の味
レモンといえばビタミンC。そんなイメージがありますが、皮に1/2量が含まれているため、果汁のビタミンCの割合は意外に低めです。とはいえ豊富なクエン酸を含むレモンは、疲労回復にピッタリの食材です!
特に運動による疲労には、クエン酸と糖分やたんぱく質を合わせるのが効果的です。レモンをはちみつや牛乳と合わせてとることで、運動によって減少した筋肉の糖源(グリコーゲン)の回復に役立つからです。甘みとレモン……、そういえば学生時代、スポーツのあとにレモンのはちみつ漬けを食べることが定番でしたが、それは理にかなっていたのですね。青春の甘酸っぱい味は、大人が食べてもいいこと尽くしなので、疲れたら甘酸っぱいレモンを思い出してください。
同様にクエン酸や酢酸を含む梅干しにも酢にも、疲労軽減作用は期待できます。ちょっと甘めのはちみつ梅を、3時のお茶うけに食べたら、午後の仕事もはかどります!
ちなみにストレスなどの精神的な疲労には、あまり効き目はありません(残念)。
※『きょうの料理ビギナーズ』2019年7月号の巻頭特集は「酢・レモン・梅干しでちょっとすっぱいおかず」。ちょっと酸っぱくて食欲がモリモリと湧くおかずをたくさん紹介しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2019年7月号より
- 『NHKきょうの料理ビギナーズ 2019年 07 月号 [雑誌]』
- NHK出版
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