管理栄養士がたまねぎパワーをひもとく!
- イラスト:前田はんきち
たまねぎは庶民的なのに偉大なミラクル野菜。頼もしい具材になるし、料理の味決めの助っ人にもなる。そして、体のあんなとこもこんなとこも元気にする栄養成分に満ちあふれています。料理研究家で管理栄養士の舘野真知子(たての・まちこ)さんにたまねぎパワーのすごさを解説してもらいました。
* * *
■血液をサラサラにする!
たまねぎ特有の刺激的なにおいや辛みは硫化アリルという成分によるものです。硫化アリルは血液が固まるのを防ぐ働きをし、脳梗塞や心筋梗塞などの予防に役立つといわれています。たまねぎを切って涙が出るのも硫化アリルが原因。細胞が壊れることで、硫化アリルが気化するからです。
■生活習慣病をブロック!
硫化アリルは血液サラサラ効果以外にも、下記1〜3のように生活習慣病の予防に役立つといわれています。
1 血圧を下げる→高血圧を予防
2 血糖値を下げる→糖尿病を予防
3 悪玉コレステロールを減らす→動脈硬化の予防
■免疫力アップ!
硫化アリルには殺菌作用や免疫力を高める働きもあるので、かぜ予防にも。
■疲労回復に役立つ!
硫化アリルにはビタミンB1の吸収を促進する作用があるので、ビタミンB1を多く含む食品(豚肉やレバー、豆類など)と一緒に食べると、疲労回復効果がアップ。
■抗酸化作用でアンチエイジング!
たまねぎの黄色色素・ケルセチンは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できるといわれています。ケルセチンは熱に強く、油脂と一緒に摂取すると吸収率がアップするので、ドレッシングにしたり、油で炒めたり、脂のある肉と一緒に食べるのがおすすめです。皮のほうに豊富に含まれるので、皮をベジブロスなどに活用しても。
※ ベジブロス/ 野菜くず( ヘタや芯、皮、種など)を煮出した「野菜だし」。
■腸内環境を整える!
たまねぎの糖質にはオリゴ糖が豊富で、腸活食材でもあるのです。オリゴ糖は人間の消化酵素では分解されないので、消化吸収されずに腸に達し、腸内で善玉菌のえさになって善玉菌の増殖を促進します。腸内環境が整うので、便秘予防や解消に。
※テキストにはたまねぎの腸活パワーを引き出すストックレシピを掲載しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2019年4月号より
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■血液をサラサラにする!
たまねぎ特有の刺激的なにおいや辛みは硫化アリルという成分によるものです。硫化アリルは血液が固まるのを防ぐ働きをし、脳梗塞や心筋梗塞などの予防に役立つといわれています。たまねぎを切って涙が出るのも硫化アリルが原因。細胞が壊れることで、硫化アリルが気化するからです。
■生活習慣病をブロック!
硫化アリルは血液サラサラ効果以外にも、下記1〜3のように生活習慣病の予防に役立つといわれています。
1 血圧を下げる→高血圧を予防
2 血糖値を下げる→糖尿病を予防
3 悪玉コレステロールを減らす→動脈硬化の予防
■免疫力アップ!
硫化アリルには殺菌作用や免疫力を高める働きもあるので、かぜ予防にも。
■疲労回復に役立つ!
硫化アリルにはビタミンB1の吸収を促進する作用があるので、ビタミンB1を多く含む食品(豚肉やレバー、豆類など)と一緒に食べると、疲労回復効果がアップ。
■抗酸化作用でアンチエイジング!
たまねぎの黄色色素・ケルセチンは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できるといわれています。ケルセチンは熱に強く、油脂と一緒に摂取すると吸収率がアップするので、ドレッシングにしたり、油で炒めたり、脂のある肉と一緒に食べるのがおすすめです。皮のほうに豊富に含まれるので、皮をベジブロスなどに活用しても。
※ ベジブロス/ 野菜くず( ヘタや芯、皮、種など)を煮出した「野菜だし」。
■腸内環境を整える!
たまねぎの糖質にはオリゴ糖が豊富で、腸活食材でもあるのです。オリゴ糖は人間の消化酵素では分解されないので、消化吸収されずに腸に達し、腸内で善玉菌のえさになって善玉菌の増殖を促進します。腸内環境が整うので、便秘予防や解消に。
※テキストにはたまねぎの腸活パワーを引き出すストックレシピを掲載しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2019年4月号より
- 『NHKきょうの料理ビギナーズ 2019年 04 月号 [雑誌]』
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