どこをチェックするの? 夏野菜の苗選び

トマトの苗 撮影:岡部留美
4月、5月は夏野菜の植えつけ適期。初心者は苗から始めたほうが失敗が少なく、収穫までの時間も短縮できます。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんに、苗選びのコツを教えてもらいました。

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■1 苗のここをチェック

苗を購入するときは、次のポイントをチェックしましょう。
□病気や害虫が発生していない
□根がしっかり張り、株元がぐらぐらしていない
□葉と葉の間が間のびせず、がっしりしている
□葉の色が濃い
□双葉が残っている

■2 ナス科は花芽(はなめ)がついていればベター

トマトやナスなどのナス科野菜は、最初の花(第一花)を着果させると、その後の花つきや実つきがスムーズです。第一花の花芽がついた苗を選ぶのが確実ですが、花芽がついていない苗や、第一花(果)が落ちてしまった苗でも、巻き返しはできます。じっくり待ってあげてください。

■3 つぎ木苗にこだわらなくてもOK

苗には、タネから育てた「実生(みしょう)苗」と、野生種や丈夫な品種の台木についだ「つぎ木苗」があります。つぎ木苗は価格が高い分、病害虫や連作障害、低温障害に強いメリットがあります。ただし、プランター栽培では、培養土を再利用する場合も消毒すれば連作障害は起きませんし、畑ほどつぎ木苗にこだわる必要はありません。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2019年4・5月号より

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