いろんな葉がステキ! ペペロミア

ペペロミア・グラベオレンス。多肉を思わせる姿が特徴的。葉が厚く、実際に多肉と一緒に育てている生産者も。撮影:田中雅也
世界中の熱帯から温帯にかけて、およそ1400にも及ぶ種をもつペペロミア。同じ属なのにまったく異なる葉姿や、多肉を思わせる個性的な外見、そして直射日光が当たらない室内でも育てやすいのが大きな特徴です。園芸研究家の伊藤 章太郎(いとう・しょうたろう)さんが、インドアプランツとしてペペロミアを育てる4つのメリットを教えてくれました。

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■ペペロミアを育ててみたくなる! 4つのメリット

1 多肉のような多彩な姿
グラベオレンスやコルメラなど、ペペロミアには多肉植物のように、個性的な葉姿をもつものが数多くあります。多肉と同様、鉢や置き場にこだわればひと味違うインテリアとして楽しめます。
 
2 成長が遅く手がかからない
ペペロミアは一般的に成長が遅く、3号ポットサイズなら、春か秋の年1〜2回、緩効性化成肥料(三要素等量など)中粒を2〜3粒程度施すだけで十分です。また、高温多湿が苦手なので、水やりも少なめでかまいません。
3 寒さで簡単には傷まない
冬場の夜間の窓辺近くは、暖房を消しておくと、場所によっては氷点下近くまで室温が下がる場合があります。ペペロミアはマイナス5℃くらいまでなら耐えられる種類もあるため、室内の窓辺などで冬越しすることができます。
4 間接光でも徒長しない
多肉植物は日光の当たる場所に置かないと徒長しますが、ペペロミアは間接光でも問題なく育ちます。そのため、レースのカーテン越しに日の当たるような場所や、窓に近い棚の上などでも育てられます。
■『NHK趣味の園芸』2018年12月号より

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