ヨウシュヤマゴボウの愛らしい枝と実を楽しむ

ヨウシュヤマゴボウが持つ枝と実のしなやかさ、愛らしさに注目! 撮影:田中雅也
植物を育てていると、ディテールの面白さ、美しさに気づくようになります。園芸研究家の杉井志織(すぎい・しおり)さんに、ヨウシュヤマゴボウの美しい実と枝を生かした飾り方を教えてもらいました。

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道端や山野に自生しているヨウシュヤマゴボウ。生け花の花材として人気があり、切り花として流通しています。秋には実がきれいな紫色になります。根が太くゴボウのようなのでヤマゴボウの名で呼ばれていますが、毒性があり、実も根も食べられません。

■大きな花器で枝の大きさと流れを楽しむ

実や枝の先端が柔らかくしなる様子が魅力です。思いきって余分な葉を落とし、実を見せましょう。器の間口が広いときは、枝の分かれ目にほかの枝を差し込むと安定します。


■かごに入れて枝のナチュラルさを楽しむ

水を入れた容器をかごに入れ、少し短く切った枝を生けます。かごから自然にはみ出すようなイメージで。

■『NHK趣味の園芸』2018年11月号より

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