外葉の大きさが決め手! 元気なキャベツを育てよう

撮影:栗林成城
ずっしりギュギュッと巻いたキャベツは収穫したときの満足感もひとしお。大事な葉を守って大きな球に育てましょう! 恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、栽培のポイントを教えてもらいました。

* * *


■必要なタイミングで肥料を効かせる!

収穫できる球の大きさは、外葉の大きさで決まります。そして、外葉を大きくするためには、初期の肥料コントロールが重要。じつはキャベツは、生育初期のころは、あまり肥料を吸収しません。根がぐんぐん伸び出したあとで肥料を吸収できるよう、元肥(もとごえ)はゆっくり効く溝施肥(みぞせひ)にします。順調な生育に欠かせない、2週間ごとの追肥も忘れずに行いましょう。

■大事な葉を虫たちから守る!

栄養たっぷりでおいしいキャベツは虫たちも大好き。モンシロチョウの幼虫や、アブラムシなどさまざまな虫がキャベツの葉を食べてしまいます。植えつけ前に、苗をよく観察して卵や虫がついていないか確認を。また、植えたらすぐに防虫ネットをかけ、卵を産みつけられないようにしましょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年8・9月号 より

NHKテキストVIEW

NHK趣味の園芸やさいの時間 2018年 08 月号 [雑誌]
『NHK趣味の園芸やさいの時間 2018年 08 月号 [雑誌]』
NHK出版
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HMV&BOOKS

« 前のページ | 次のページ »

BOOK STANDプレミアム