新鮮なうちに大根をストック

撮影・木村 拓(東京料理写真)
冬野菜の代表、大根。1本で買うほうが割安ですが、なかなか食べきれないうちにすが入ってしまうという人も多いのではないでしょうか。新鮮でみずみずしいうちに、使いやすく切って簡単な下処理をしておきましょう。料理研究家の瀬尾幸子(せお・ゆきこ)さんに、上手なストック方法を教えてもらいました。

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大根は皮をむいて太めのせん切り(千六本)にします。このとき、ほんのちょっとついてる葉も一緒に小口切りに。そして、300g、約10cmほどの大根に対して小さじ1の割合で塩を全体にふります。このとき、もみ込むのではなく、混ぜるだけにするのがコツです。すぐに水が出てくるので、水けを絞らずに冷蔵庫で保存します。ちなみに、残った皮はきんぴらにするとおいしいですよ。
この「塩漬け大根」はこのまま食べるのはもちろんのこと、塩けが強くないので、スープやみそ汁の具にしたり、サラダにしたりと料理にも使いやすいです。生でも歯ごたえがいいですし、火もすぐ通ります。これが常備してあれば、疲れて帰ってきた日にちょこっと一品、野菜料理が食べられるというのがうれしいです。
※詳しいつくり方、アレンジレシピはテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2017年12月号より

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