習い事したくなる映画4選
『ザ・レイド』 プンチャック・シラット
超低予算ながら、チープさを微塵も感じさせないガチのアクション映画に仕上げ、世界中で大絶賛されたインドネシア映画『ザ・レイド』。麻薬王のアジトになっている高層ビルにSWATの精鋭部隊が乗り込み、壮絶な闘いを繰り広げるお話です。で、アクションの要となっているのが、「プンチャック・シラット」と呼ばれるインドネシア拳法。世界大会が開催されるなど、欧米などでも競技としての人気が高く、ここ日本でも数は少ないですがプンチャック・シラットを習える道場が存在しています。ちなみに、より殺傷力を高めた「軍隊式シラット」は、世界中の軍隊や警察でも採用されているんだそう。主演のイコ・ウワイスと、強敵マッドドッグを演じたヤヤン・ルヒアンは共に本物のプンチャック・シラットの達人! 中二病にもピッタリの超カッチョいい格闘技です!
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『フラガール』 フラ
説明するまでもないですが一応・・・。かつては炭坑の町として栄えた福島県いわき市、時代は石油から石炭へとエネルギー革命が進む高度成長期。次々と炭坑が閉鎖され廃れかけた町が、温泉&フラのテーマパーク「常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)」によって再生していく過程を描いた実話をもとにした物語。2006年の公開後、この映画をきっかけにフラを始める人が続出! と同時に、「“フラ”ってそもそもハワイ語で“ダンス”っていう意味だから、“フラダンス”は間違い! “ダンスダンス”になっちゃうよ」という認識が、「B’z」の発音の仕方(“ビ→ズ”じゃなく“ビ↓ズ”)や「“アボガド”じゃないよ、“アボカド”だよ」と同じぐらい、急速に広まりました。
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『スウィングガールズ』 ジャズ
男子のシンクロ、ロボット、航空業界の裏側、林業など、ニッチなテーマを最高に笑えて後味爽快なエンターテイメントとして料理するのが天才的に上手い矢口史靖監督。どの映画も、見るとだいたいその分野がとても身近かつ魅力的に感じられますが、2004年の監督作『スウィングガールズ』は特に、ジャズが題材とあって「やりたい!」と思った時のハードルも低め。しかも劇中の曲も非常にキャッチー。何より自分もだんだんメンバーのひとりのような気がしてきます。なので、DVDを見終わった瞬間にネットでサックスの値段と近くのジャズ教室を調べている自分がいると思います。そして学生の頃、部活見学して先輩たちに憧れた・・・その時の気持ちが蘇ってもきます。
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