もやもやレビュー

遊び人は世渡り上手だ。『ラブ&ドラッグ』

ラブ&ドラッグ [Blu-ray]
『ラブ&ドラッグ [Blu-ray]』
アン・ハサウェイ,ジェイク・ギレンホール,オリバー・プラット,ハンク・アザリア,エドワード・ズウィック
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HMV&BOOKS

 突然ですが、"遊び人"というワードを聞いてどんなイメージが沸きますか? 「チャラそう」「モテるから近寄りがたい......」というマイナスなイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、ポジティブに考えると、コミュニケーション能力が高く、だれからも愛されるキャラクターだと思いませんか? 映画『ラブ&ドラッグ』は、そんな"遊び人"の男が主人公。

 医学部を中退してから職を転々としていたジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は、いわゆる"遊び人"。彼は、とあることがきっかけで大手企業ファイザー製薬のセールスの仕事をゲット! 研修後に、ある病院でパーキンソン病と戦う患者マギー(アン・ハサウェイ)と出会います。

 ジェイミーは前述した通り、コミュニケーション能力が高い"遊び人"のため、セールスがかなり上手い! 製薬会社の有能なライバルがいることから、初めは病院にまったく相手にされないジェイミーですが、あの手この手でクライアントを魅了させるジェイミーの姿を見れば"遊び人"のコミュニケーション能力が羨ましくて仕方がなくなります。

 仕事が順調で、女性を口説くのが上手いジェイミーは、実は恋に臆病な男として描かれています。そんな彼が、同じく病気で恋に臆病になってしまったマギーと出会うことで、本物の恋愛に発展。臆病者同士、かなり喧嘩をするカップルですが、パートナーと本気でぶつかり合う大切さも本作から学ぶことが出来ます。

 ジェイミー演じるジェイク・ギレンホールの爽やかな笑顔は、「そりゃ、だれでもOKするだろ」と思わずツッコんでしまうほど輝きまくっています。画面が直視できない......!! ジェイクの魅力もたっぷり詰まった本作で、遊び人の良さを感じてみてはいかがでしょう。

(文/トキエス)

« 前の記事「もやもやレビュー」記事一覧次の記事 »

BOOKSTAND

BOOK STANDプレミアム