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若手実力派俳優集結!『十二人の死にたい子どもたち』ジャパンプレミアレポート!

『十二人の死にたい子どもたち』 1月25日(金)全国公開!

 ベストセラー作家・冲方丁のサスペンス傑作『十二人の死にたい子どもたち』がいよいよ実写映画化! 本作は若手実力派俳優が集結していることで話題になってますね。あの衝撃的な予告編、みなさんご覧になりましたか? 徐々に出演者が解禁されていった予告編は、何度もリピート再生した人が続出したそう。ワクワクが募る中、本作公開に先駆け都内ではジャパンプレミアが開催されました! 本記事ではその模様をご紹介します。

同イベントに登壇したのは、 "十二人の死にたい子どもたち"を演じた 杉咲花さん、新田真剣佑さん、北村匠海さん、高杉真宙さん、黒島結菜さん、橋本環奈さん、吉川愛さん、萩原利久さん、渕野右登さん、坂東龍汰さん、古川琴音さん、竹内愛紗さん、そして堤監督です。


"ヤバい"映画の出演者による "ヤバい"エピソード

 SNSやネット上で「ヤバい映画」として話題になっていることから、出演者はヤバいエピソードトークを披露。北村さんは、ビンテージの靴を履いていたら片方の靴底がいつの間にかなくなっていたエピソードを明かしてくれました。「片足だけビショビショのまま現場に行ったのはヤバいなと思いましたね」(北村さん)。そんな北村さんに対し杉咲さんが「やばいですね......」と独特なリアクション、会場を湧かせました。

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映画『十二人の死にたい子どもたち』より


出演者それぞれの大きな決断は?

 また、本作は大きな決断をするために若者が集まる設定ということから「自分にとって大きな決断の場面は?」という質問が。杉咲さんは「日々決断しています」とコメント。「一日三回しか食べられないご飯の時間が大事で、いつも何を食べるかを真剣に悩んでいます」(杉咲さん)。先日はサラダを食べるときにドレッシングを選ぶ "決断"したそう。間違えて自分にドレッシングをかけてしまったエピソードを披露し、共演者からは「それヤバい話だよね」とツッコまれ、会場は笑いに包まれました。

 また新田さんは「僕はロスで生まれ育ちまして、日本に拠点を移したのが人生で一番の決断かもしれません」とコメント。悩まず意外とすんなり決断したそうです。続いて北村さん、高杉さん、黒島さん、橋本さんも上京したり、芸能の仕事を選んだことが大きな決断だったのだとか。「みんな年齢が近いので、節目になると上京だったり環境が変わるということだと思います。福岡から上京したのは私も人生で一番の決断だったかもしれません」(橋本さん)

「十二人の見切った子どもたち!」(堤監督)

 また、出演者の本心を暴くコーナーも。MCの質問にYESと思う人はボタンを押して、モニターに人数が表示されるというもの。最初の質問は「メンバーの中に好きな人がいる」で、12人中9名がYES。「3人はいないってことですね」と堤監督。 "押していない人探し"になりみなさん疑心暗鬼に。「ふっちー...?」と疑われた渕野さんは「人を客観視というか、遠くから見てる感じが。クールだから」と、逆に黒島さんを疑っていました。

 ほかに「メンバーのとんでもない秘密を知っている」「ライバル視している人がいる」など際どい質問も。そして最後の質問「堤監督の次回作に出演したい」にはなんとだれもYESと回答しないという結果に! 堤監督は「私のこと見切った人ばっかりですね、十二人の見切った子どもたちです」とコメントし会場をわかせました。

杉咲さんは「あんな現場は耐えられないです!......というのはうそなんですけど、監督を騙そうとみんなでさっき話し合いをしてあえて押さなかったんです」とニッコリ。「現場本当に辛かったしね、とにかく暑かったし......」とコメントするあいだ、メンバーがどんどんYESを押し、後ろのモニターの数字が徐々に上昇。「大変素敵な役者がそろいましたね」と堤監督もご満悦の様子でした。

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映画『十二人の死にたい子どもたち』より


「意外な仕掛けがいっぱいある秘密箱のような映画」(杉咲さん)

最後に、改めて映画の魅力を聞かれた出演者一堂。
新田さんは「僕の役は進次郎というこの物語を推理していく役です。みなさんもこのミステリーを解けるか推理しながら楽しんでもらいたいです」とコメント。
杉咲さんは「衝撃的な内容はもちろんですが、ハラハラドキドキしたりクスって笑えたり、心がキュンとできたり、一括りできないのがこの映画の不思議なところです。意外な仕掛けがいっぱいある秘密箱のような映画になっているのではないかと思います。この映画のとっておきのラストをたくさんの方々に楽しんでもらえたらと思います」と語ってくれました。


 「死にたいけど殺されるのはいや」。そんな十二人の子どもたちが集まり密室ゲームが始まる......!平成が終わる直前に、今世紀最大の邦画ミステリー誕生の予感がしてなりません......! これはスクリーンで観たい一本です。『十二人の死にたい子どもたち』は、1月25日より全国ロードショー!

(取材・写真・文/トキエス)


***

★メイン:映画『十二人の死にたい子どもたち』:(リサイズ) (2).jpg

『十二人の死にたい子どもたち』
1月25日(金)全国公開!

監督:堤幸彦
原作:冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』(文春文庫刊)
出演:杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗
配給 ワーナー・ブラザース映画

2019/日本映画/118分
■公式サイト:http://shinitai12.jp
©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会


<あらすじ>
ミッション:集団安楽死 / 場 所:廃病院 / 参加者:12人の未成年 / 謎:13人目の死体
死にたいけど、殺されるのはイヤ。
その日、12人の未成年たちが、安楽死を求め廃病院の密室に集まった。
「みんなで死ねば、怖くないから」 ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。
突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。
彼らだけしか知らない計画のはず。まさかこの12人の中に殺人鬼が......?
死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく。
全員、ヤバい。 気が抜けない。 
いつ誰が殺人鬼と化すかもわからず、パニックは最高潮に。

彼らは、安心して"死ねるのか"怯えながら"殺されるのか"
監督 堤幸彦(「SPEC」「イニシエーション・ラブ」)が仕掛ける、
出口無しのノンストップ未体験・密室サスペンスゲームの幕が上がる。

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