『ダニエル』 2月5日(金)より全国公開
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで知られるイライジャ・ウッドが製作、ティム・ロビンス(『ショーシャンクの空に』)の息子であるマイルズ・ロビンスと、アーノルド・シュワルツェネッガー(『ターミネーター』)の息子パトリック・シュワルツェネッガーが夢の共演を果たしたスリラー映画『ダニエル』。
ハリウッド2世スターの共演に期待高まる本作が、いよいよ2月5日(金)に全国公開となります! 公開に先駆けて解禁となった特別映像にて、主人公ルークと空想上のダニエルの吹き替えを担当する人気声優の村瀬歩さんと佐藤拓也さん、そして精神科医の名越康文先生が登壇したオンライントークイベントが実施されました。
「映画のキャッチコピーの通り、ダニエルは"何かがおかしい"」(佐藤さん)
主人公ルーク(マイルズ・ロビンス)の吹き替えを担当した村瀬さんと、ルークの空想上の友達ダニエル(パトリック・シュワルツェネッガー)を担当した佐藤さん。「どのようなキャラクターと思って演じたか」という質問に、それぞれこんな回答をしてくれました。
「想像力豊かで、自分の世界にこもりがちの大学生かなって思って演じさせていただきました」とコメント。「語り部というか、ナレーションの立場でも声を入れさせていただきました」(村瀬さん)。
「ルークにとってみれば親友のような(存在)。でも映画のキャッチコピー(「君は、何かがおかしい」)にあるように"何かがおかしい"という......。うまくエッセンスをこめられたらと思い演じさせていただきました」(佐藤さん)
その後、特別映像(現在公開中:https://youtu.be/nPhcAAZ27EQ)のアフレコが少しだけ披露され、オンライン上のコメント欄には「ぴったりすぎて震えてる」「さすが」「つやつや......」と絶賛のコメントが相次ぎました。
名越さんのシーン解説に登壇者&コメント欄「もっと解説して!」
イベントでは、本編の一部シーンを公開し、精神科医の名越先生に解説してもらうというコーナーも。ルークが青年期になっても空想上の友達であるダニエルが存在することについて、名越先生は「よっぽどショックを受けたりすると、あり得る。心のエネルギーとして蘇ってくることがある」として、「子どもの頃に退化するということだから、本人はすごく荒れるかもしれない」と分析。そして、初期段階においてダニエルがルークを助けるために存在していたことについては「『僕は君の一部だ』という言葉が印象的。"もうお前は俺に支配されている"という意味。催眠にかける一つの手段」と解説してくれました。
また、ダニエルとルークの関係が崩れ始めるシーンでは「感覚がものすごく鋭くなっているから、人格が分裂したときに起こり得るかもしれない。美しくも怖いシーン」とコメント。これには佐藤さんも「そうだったのか!と気づきがたくさんあった」と、名越先生に全編コメンタリーを付けて欲しいと希望。コメント欄にも「コメンタリー希望」の声が続々書き込まれました。
最後に村瀬さんは「映画公開の前に、まずは特別映像で僕らがどういう風に声を当てているのかとか、世界観を見て気持ちを高めてから映画を楽しんでいただけたら幸いです」とコメント。
そして佐藤さんは「映画本編はものすごく引き込まれる絵作りで、おふたり(マイルズ・ロビンスとパトリック・シュワルツェネッガー)のお芝居が素晴らしい」と改めて、映画の魅力を語ってくれました。
映画『ダニエル』 特別映像
https://youtu.be/nPhcAAZ27EQ
狂気と美しさの魅力に引き込まれる本作。この<特別映像>でしか見られない、村瀬さんと佐藤さんによる"吹替版"も堪能した上で、ぜひ感染対策をして映画館の大スクリーンでチェックしてみてくださいね。
(取材・文/トキエス)
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『ダニエル』
2月5日(金)より全国公開
製作:イライジャ・ウッド
監督・脚本:アダム・エジプト・モーティマー
出演:マイルズ・ロビンス、パトリック・シュワルツェネッガー、サッシャ・レイン、ハンナ・マークス
公式サイト:danielmovie.jp
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