東京国際映画祭レッドカーペットの模様
今年で31回目を迎える東京国際映画祭(通称:TIFF)がいよいよ開幕! 日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の映画祭、今年もたくさん素晴らしい映画が世界中から集っています。本記事では、25日に開催されたレッドカーペットの模様をレポート。
今回のアンバサダーは国民的若手女優、松岡茉優さん!
記念すべき今年のレッドカーペットを最初に歩いたのは、国民的若手女優の松岡茉優さん。昨年のTIFFで主演を務めた『勝手にふるえてろ』が観客賞を受賞し、さらに今年大ヒットした『万引き家族』に出演するなど、注目を浴び続ける若手女優さんです。
レッドカーペット会場のメインステージに登壇した松岡さんは、「本日はたくさんの方が来てくださいまして、ありがとうございます」と笑顔で挨拶。「この会場は、普段はショッピングだったり、もちろん映画館もありますし、老若男女いろんな方がたくさん訪れる素敵な場所です。そこがこうやって、たくさんの国からたくさんの素晴らしい映画が届き発信される場所になることが、私はとても大好きで、毎年楽しみにしております。そんな大好きな映画祭のアンバサダーに選ばれてとても光栄です。とてもとても楽しい時間にいたしましょう」(松岡さん)
そのあとも続々、来場ゲストが登場!
松岡美優さんをはじめ、その後もさまざまな来場ゲストがレッドカーペットに登場しました。アジアの気鋭監督3名が、「旅」をテーマに映画を共同製作したオムニバス作品『アジア三面鏡2018:Journey』。その中の松永大司監督作品『碧朱(へきしゅ)』で主演を務めた、長谷川博己さんが登場。「ミャンマーでの撮影は、本当にありがたい経験となりました。とても素晴らしい作品となっておりますので、ぜひ御覧ください」とコメントしました。
映画『旅猫レポート』より主演の福士蒼汰さん、三木康一郎監督、そして広瀬アリスさんが登場。福士さんは「この貴重なレッドカーペットを歩けることをすごく嬉しく光栄に思っております。監督によってこの場があるのではないのかなと、凄く感謝したいと思います」と監督に感謝の意を述べ、「広瀬さんとは、作品以外でも楽しくフレンドリーにさせていただいたので、仲の良さが画にもでているのではいかと思います。楽しみにしていてください」と挨拶。
特別招待作品『jam』からは、SABU監督、そして青柳翔さんら俳優陣が登壇。「出演者全員の思いがjamのように交錯しているので、最後までどうなるのか、ぜひ映画館で見ていただきたいと思っております」(青柳さん)
また、コンペティション部門『愛がなんだ』からは今泉力哉監督と、岸井ゆきのさんらが登壇し、岸井さんは「これだけ人間の歴史があって、それでも愛ってなんのことかちゃんと説明できる機会ってないなって思っていて。それをより探索できるような内容になっていると思うので、ぜひ映画祭で楽しんでいただけたらと思っています」とコメントしました。
そしてJapan Now部門〈映画俳優 役所広司〉で特集されている役所広司さんも登場。「世界中の映画ファンのひとたちが東京国際映画祭で、映画を楽しんで、交流を深めていただければ幸せです」(役所さん)。
特別招待作品クロージング作品『GODZILLA 星を喰う者』からは、人気声優の宮野真守さん、櫻井孝宏さんらが登壇。宮野さんは「ゴジラは日本が誇る作品です。そしてアニメーションも日本が誇るコンテンツで、今回初めて長編アニメーション映画として作られました。僕らが意をこめて作った作品です。世界に届いてほしいなと思っております。ぜひ皆さん応援宜しくお願い致します」と笑顔で挨拶してくれました。
約2000人ほどの映画ファンが集結した今回のレッドカーペットは、歓声が響き渡る中、幕を閉じました。第31回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。世界各国から厳選されたコンペティション部門から、グランプリに輝くのは一体どの作品なのか......今から期待が高まるばかり。他にも各部門では世界で知られる著名な監督たちの作品が多く上映されます。年に一度の映画通になれるチャンス! ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
(取材・文/トキエス)
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