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"グーニーズ世代"の監督が撮る、日本版海賊アドベンチャー『瀬戸内海賊物語』が本日公開! かつて『グーニーズ』にワクワクしたみなさんへ!

今年の本屋大賞受賞作『村上海賊の娘』(和田竜・著)でも話題の、戦国時代に実在した海賊「村上水軍」。織田信長を撃退するなど、最強といわれた村上水軍の伝説の財宝を探す冒険モノ『瀬戸内海賊物語』が本日公開されます。

監督の大森研一氏は1975年生まれ。80年代に小学生だったガチの『グーニーズ』世代です。実際に大森監督、小学校の頃にテープが擦り切れるほど『グーニーズ』を観ていた!そうで、「その雰囲気と日本の風土・歴史を生かした映画を撮りたい」というのが小学生の時からの夢だったそうです。

主人公は瀬戸内の海賊たちを束ねた海賊大将軍・村上武吉の末裔にあたる小学生の女の子、村上楓。仲間たちと一緒に、宝の地図を頼りに財宝探しの冒険に出ます。楓を演じた柴田杏花さんは、オーディションで1027人の中から選ばれたという注目株。また、一緒に冒険の旅に出るクラスメイトの宮本愛子を、『陽だまりの彼女』で上野樹里さんの中学時代を演じて注目を浴びた葵わかなさんが演じています。

という具合に、男子たちが活躍した『グーニーズ』に対して、この『瀬戸内海賊物語』では女の子が大活躍。というのも大森監督が目指したのは"実写版ジブリ"。「『風の谷のナウシカ』など主人公が女の子でとても生き生きしている。ああいう映画のイメージがあった」のだそうです。

というわけで、キッズ映画だと思い込んで観のがしちゃうのは勿体ない! グーニーズ世代、ジブリ育ちの30代にもぜひ観てほしい映画です。
(文/根本美保子)

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『瀬戸内海賊物語』
5月31日(土)より全国ロードショー

監督・脚本・原案・編集:大森研一
出演:柴田杏花、伊澤柾樹、葵わかな、大前喬一ほか
配給:松竹
2014/日本映画/116分

公式サイト:http://setokai.jp
©2014「瀬戸内海賊物語」製作委員会

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