サラダソラマメをプランターで育てよう

イラスト:山村ヒデト
秋が深まるこの時期は、ソラマメのタネまきシーズンです。サラダソラマメは、生でも食べられて、長めのさやに5〜8粒も入っているから、お得感も満載です。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんに、栽培のポイントを教えてもらいました。

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■本葉2〜3枚の幼苗を深型プランターに植えつける

サラダソラマメは、普通のソラマメより豆が小ぶりですが、甘みが強く、えぐみも少ないため、収穫直後は、生でもおいしくいただけます。ヨーロッパでは春の訪れを告げる野菜として、広く愛されています。
ソラマメは、秋に植えつけて翌年の初夏に収穫する「冬越し野菜」。冬に低温に当たることで花芽(はなめ)をつけますが、育ちすぎた苗を植えつけると、寒さで葉が傷んで、枯れることがあります。耐寒性が最も強い本葉2〜3枚の幼苗を植えつけて、冬を越すのが理想的。適期にちょうどよい大きさの苗を植えつけられるように、逆算してタネをまきましょう。
茎が多く出るサラダソラマメは、整枝(せいし※)をして、養分の分散を防ぐことも大切です。春になると草丈がぐんぐん伸びて地上部が重くなるので、深型プランターで栽培し、あんどん支柱で茎とさやを支えます。
※不要な枝(茎)を切り取って、整理する作業。養分の分散を防いで花や実(豆)を充実させ、混み合った茎や葉を間引くことで、日当たりや風通しをよくする効果もある。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年11月号より

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