バラとスイレンを一緒に育ててみませんか?
- 撮影:成清徹也
盛夏、暑さで休んでいるバラからバトンを渡されたように、次々と花をほころばせるスイレン。バラもスイレンもともに古代より人々に愛されてきた花です。夏の間は、2つの植物を一緒に管理することで、意外な効果も望めるようです。ローズソムリエの小山内健(おさない・けん)さんにお話を聞きました。
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■スイレンの鉢でクールダウン効果
バラを育てていると、暑い夏をいかに乗り切るかが重要課題です。上手に夏越しができないと、四季咲き性のバラでも、秋に花を咲かせてくれません。特にこのところの日本の夏は、年々バラにとって過酷なものになってきているように思います。
都会のベランダなどで管理している鉢の場合、朝晩の水やりだけでは、温度を下げることは難しい。そんなとき、近くに水を張った器があると、適度な湿度が保たれ、周辺をクールダウンしてくれる効果があります。
水を張るだけならバケツでもいいわけですが、せっかくなら美しい花を咲かせるスイレンの鉢を置いてはいかがでしょう。
■夏のスイレンから秋バラへ、花のリレー
わたしのおすすめは、春のバラを楽しんだあと、涼やかなスイレンを愛で、そこから秋バラへと開花のリレーをつなぐこと。
暑い盛り、玄関先などに置いたバラ鉢は、下のほうの葉が落ちて、株元がちょっと寂しく見えることがあります。そこにスイレンの鉢を置くと、おしゃれな目隠しの役目も果たしてくれます。
庭植えの場合、通路に沿ってスイレンの鉢を等間隔で並べ、バラの花のないシーズンを涼やかに演出するのもよいと思います。そのままクールダウン効果もねらえます。
■『NHK趣味の園芸』2017年8月号より
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■スイレンの鉢でクールダウン効果
バラを育てていると、暑い夏をいかに乗り切るかが重要課題です。上手に夏越しができないと、四季咲き性のバラでも、秋に花を咲かせてくれません。特にこのところの日本の夏は、年々バラにとって過酷なものになってきているように思います。
都会のベランダなどで管理している鉢の場合、朝晩の水やりだけでは、温度を下げることは難しい。そんなとき、近くに水を張った器があると、適度な湿度が保たれ、周辺をクールダウンしてくれる効果があります。
水を張るだけならバケツでもいいわけですが、せっかくなら美しい花を咲かせるスイレンの鉢を置いてはいかがでしょう。
■夏のスイレンから秋バラへ、花のリレー
わたしのおすすめは、春のバラを楽しんだあと、涼やかなスイレンを愛で、そこから秋バラへと開花のリレーをつなぐこと。
暑い盛り、玄関先などに置いたバラ鉢は、下のほうの葉が落ちて、株元がちょっと寂しく見えることがあります。そこにスイレンの鉢を置くと、おしゃれな目隠しの役目も果たしてくれます。
庭植えの場合、通路に沿ってスイレンの鉢を等間隔で並べ、バラの花のないシーズンを涼やかに演出するのもよいと思います。そのままクールダウン効果もねらえます。
■『NHK趣味の園芸』2017年8月号より
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