枯らす理由はたった2つ! 最強の脇役プランツ、ネペタ
- 手前のブルー系の花がネペタ。葉に香りがあるものが多い。撮影:福田稔
「ネペタ」という名を初めて耳にする人も少なくないのでは? 「キャットミント」と呼ばれて店頭に並ぶことが多い草花です。特徴はどんな花ともコーディネートしやすく、とても丈夫なこと。そんなネペタの魅力を、園芸家の伊藤章太郎(いとう・しょうたろう)さんが紹介します。
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■ネペタは、「育てやすさ」でトップグループに入ると思います
「真夏に1週間以上一切水やりをしない」「真冬に毎日水やりを行う」。この2点以外に枯らす理由が見当たらないほど育てやすい植物、それがネペタです。
ネペタはシソ科イヌハッカ(ネペタ)属で北半球の高山帯から温帯に分布しています。日本にもミソガワソウという固有種のネペタもあります。
国内で流通しているものは、ほとんどが多年草です。日当たりをとても好む植物で、沖縄を除く国内のほぼ全土で育つほど強い性質をもっています。4月ごろから開花し、秋まで咲いている種類もあり、花期は長いタイプが多いのも特徴です。
■バラとの相性は抜群
ネペタの花色は、落ち着いたものが多く、ビビッド系などの花色と比べると色合いが強くありません。また「形が変わっている」といった特異な特徴もなく、視界に入っても印象が薄いため、主張が強く存在感のあるバラをいっそう引き立たせます。
ネペタの花期は春から秋と比較的長いため、春のバラが花を終えたあと、秋の開花までの「穴埋め」的な役割も果たします。
■『NHK趣味の園芸』2017年5月号より
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■ネペタは、「育てやすさ」でトップグループに入ると思います
「真夏に1週間以上一切水やりをしない」「真冬に毎日水やりを行う」。この2点以外に枯らす理由が見当たらないほど育てやすい植物、それがネペタです。
ネペタはシソ科イヌハッカ(ネペタ)属で北半球の高山帯から温帯に分布しています。日本にもミソガワソウという固有種のネペタもあります。
国内で流通しているものは、ほとんどが多年草です。日当たりをとても好む植物で、沖縄を除く国内のほぼ全土で育つほど強い性質をもっています。4月ごろから開花し、秋まで咲いている種類もあり、花期は長いタイプが多いのも特徴です。
■バラとの相性は抜群
ネペタの花色は、落ち着いたものが多く、ビビッド系などの花色と比べると色合いが強くありません。また「形が変わっている」といった特異な特徴もなく、視界に入っても印象が薄いため、主張が強く存在感のあるバラをいっそう引き立たせます。
ネペタの花期は春から秋と比較的長いため、春のバラが花を終えたあと、秋の開花までの「穴埋め」的な役割も果たします。
■『NHK趣味の園芸』2017年5月号より
- 『NHK 趣味の園芸 2017年 5月号 [雑誌] (NHKテキスト)』
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