パクチーを育てて食べよう
- コリアンダーの花。花茎が伸び始めると葉にも細かい切れ込みが入り始める。花が咲くとすぐに結実するが、青い実も生のままつぶして食べることができる。撮影:岡部留美
香辛料や香味野菜として、世界中で利用されているコリアンダー。パクチー、香菜(シャンツァイ)などとも呼ばれ、日本ではパクチー料理専門店が登場するほど人気を博しています。今年は自分で育てて、摘みたてを食べてみませんか? ハーブ研究家の高浜真理子(たかはま・まりこ)さんに、栽培のポイントを教えてもらいました。
* * *
■Q コリアンダーの栽培適期は?
春と秋がタネまきの適期です。いずれも初夏に花が咲いて結実し、枯れます。葉や茎の収穫は5月が最盛期で、花茎が伸び始めると、葉や茎が堅くなってきます。同じセリ科のイタリアンパセリと育て方はほぼ同じ。ただしコリアンダーのほうが暑さに弱く、寒さには強いという違いがあります。
春、3〜4月にまいた株は、すぐに花の咲く時期になるため、収穫期間は短くなります。秋、9月下旬〜10月にまくと、秋にも少し収穫でき、冬を越したあと春からも収穫ができるのでおすすめです。
■Q いつまで食べられるの?
花が咲く前の株は、根も葉も茎も全部食べられます。花茎が伸び、開花するころには茎や葉は堅くなって食べにくくなります。古い根も同様です。そしてタネが熟すころには、葉や茎は枯れ込み、根は腐っています。
■Q どんな土や肥料を使ったらよいでしょうか?
野菜用の培養土などを使いますが、特に用土は選びません。鉢なら化成肥料、地植えなら有機質肥料がおすすめです。鉢は日当たりのよいところに置くのが基本。ただし、室内の明るい窓辺などで育てると、葉は柔らかくなります。畑では、花茎が伸びると草丈が1m以上になります。
■Q 香りの強いハーブですが、病害虫はつかないのでしょうか?
春の終わりごろからアブラムシとカイガラムシが発生します。アブラムシは少ないうちに手でしごくようにして取りましょう。梅雨時から夏にかけてはハダニも出ます。
秋にタネをまいて初夏までに収穫を終えれば、あまり病害虫の心配はありません。
■『NHK趣味の園芸』2017年4月号より
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■Q コリアンダーの栽培適期は?
春と秋がタネまきの適期です。いずれも初夏に花が咲いて結実し、枯れます。葉や茎の収穫は5月が最盛期で、花茎が伸び始めると、葉や茎が堅くなってきます。同じセリ科のイタリアンパセリと育て方はほぼ同じ。ただしコリアンダーのほうが暑さに弱く、寒さには強いという違いがあります。
春、3〜4月にまいた株は、すぐに花の咲く時期になるため、収穫期間は短くなります。秋、9月下旬〜10月にまくと、秋にも少し収穫でき、冬を越したあと春からも収穫ができるのでおすすめです。
■Q いつまで食べられるの?
花が咲く前の株は、根も葉も茎も全部食べられます。花茎が伸び、開花するころには茎や葉は堅くなって食べにくくなります。古い根も同様です。そしてタネが熟すころには、葉や茎は枯れ込み、根は腐っています。
■Q どんな土や肥料を使ったらよいでしょうか?
野菜用の培養土などを使いますが、特に用土は選びません。鉢なら化成肥料、地植えなら有機質肥料がおすすめです。鉢は日当たりのよいところに置くのが基本。ただし、室内の明るい窓辺などで育てると、葉は柔らかくなります。畑では、花茎が伸びると草丈が1m以上になります。
■Q 香りの強いハーブですが、病害虫はつかないのでしょうか?
春の終わりごろからアブラムシとカイガラムシが発生します。アブラムシは少ないうちに手でしごくようにして取りましょう。梅雨時から夏にかけてはハダニも出ます。
秋にタネをまいて初夏までに収穫を終えれば、あまり病害虫の心配はありません。
■『NHK趣味の園芸』2017年4月号より
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