相手の記憶に残る話し方

人の脳は、一度に受け取る情報が多すぎると、すぐに処理能力を超えてしまうもの。必要十分な内容を効果的に伝えるには、聞き手が短時間で処理できるよう、あらかじめ情報をコンパクトに整理しておくことが大切です。認知科学者の野村亮太(のむら・りょうた)さんに、伝えたい情報のまとめ方を教えてもらいました。

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人間が、パッと見聞きして覚えていられるのは、2〜3項目程度だといわれています。細かな情報はグループにまとめて紹介しましょう。認知科学では、この情報のまとまりを「チャンク」と呼びます。

■チャンクで話を整理する

チャンク1:江戸……落語、時代小説、歴史名所
チャンク2:和食……すし、そば、うなぎ
チャンク3:写真……旅、猫、散歩

■丸得まる子さんの場合

はじめまして。丸得まる子です。
趣味は下町散歩や歴史名所巡り。時代小説を読んだり、落語を聞きに行ったりするのも好きです。つまりは、「江戸っぽいもの」が好きなんですね。
おいしいものも大好きで、特におそば、おすし、うなぎなどの和食が大好物です。 写真も好きで、特に猫や旅の風景、散歩で見つけたかわいいものなどをよく撮っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
■『NHKまる得マガジン 落語でつかむ 話し方の極意』より

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落語でつかむ話し方の極意―自己紹介に! スピーチに! プレゼンに! (NHKまる得マガジン)
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