ガーデンシクラメンで苔玉アート

苔玉は鉢と同じ。通常の管理をすれば毎年、花が見られます。撮影:米田和久
ちょっと珍しい楽しみ方の一つとして、シクラメンの苔玉はいかがでしょうか。情景盆栽作家の中尾浩之(なかお・ひろゆき)さんに、失敗しない苔玉のつくり方を教えていただきました。

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■失敗を重ねてたどりついたシクラメンの苔玉

岐阜県揖斐川町で情景盆栽作家として活躍する中尾浩之さんが、シクラメンの苔玉をつくり始めたのは今から5年ほど前。最初は何回挑戦してもすぐにしおれてしまったといいます。その理由は、根の部分にありました。
苔玉にするため根鉢をくずすとき、どうしても球根を傷めてしまっていたのです。中尾さんはつくり方を工夫し、ようやくシクラメンの苔玉が楽しめるようになりました。

■管理は鉢と同じ、しっかり水を切ってから飾ろう

シクラメンの苔玉は、鉢植えと同じように管理します。「ケト土の玉は、例えるなら植木鉢。コケは生きた鉢カバーだと考えるんです」
水やりのときは、苔玉が乾いてから3〜5分ほど株元までたっぷりの水につけてやります。皿などに戻す前にしっかりと水を切ってやるのがポイントです。1〜2週間に1回は液体肥料に30分ほどつけて肥料分を施します。
■『NHK趣味の園芸』2016年12月号より

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