すぐ傷むバジルはこう使い切る! 4つの活用法

バジルはハーブビネガーにも打ってつけ。
熱帯アジアが原産のスイートバジル。晩春にタネをまけば7月ごろには収穫できますが、一度に大量に収穫してもすぐに傷んでしまうので、使い方に悩む方も多いでしょう。ハーブ研究家の外山ミチコさんに活用方法を教えてもらいました。撮影:田渕睦深

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■バジルしょうゆに

しょうゆ差しにバジルの葉を数枚入れ、しょうゆを注いで少しおくと、ほんのりバジルが香る洋風しょうゆに。焼いたお肉にかけたり、チャーハンの味つけ、冷ややっこ、オイルと合わせてドレッシングにするなど、いろいろ使えます。
 

■バジルのハーブティーに

ティーカップに半分くらいバジルの葉を入れて、湯も半分くらい入れたら、ソーサーをかぶせるなどして3~5分間蒸らします。即席バジルティーのでき上がりです。


■ハーブビネガーに

ドレッシングにおなじみのハーブビネガーですが、炭酸水や水で割ってハチミツを加えれば、真夏の疲労回復ドリンクにも。
材料と作り方
白ワインビネガーに、瓶の1/4量のバジルの葉を入れる。葉は洗ってよく水けを取り、軽く手でもんでから入れるとよい。暖かい場所に置いて、ときどき瓶を振り、2~3週間たって好みの香りになったら葉を取り出す。ビネガーから葉がとび出ているとカビが出やすいので注意。


■バジルソースに

バジルといえば、まずはジェノバソース(バジルソース)。大量に収穫できる時期に作るのもよいのですが、出始めのまだ葉がやわらかい時期に作ると絶品です。もったいないと思わずに、ぜひこの時期にも試してみてください。収穫期に大量に仕込んだら、板状にして密閉保存袋で冷凍します。使う量だけ折って取り出せるので便利です。
 
材料と作り方(4人分)
スイートバジルの葉40枚、パルメザンチーズ大さじ2と2/3、ニンニクのすりおろし適宜、オリーブ油大さじ3、塩小さじ1をフードプロセッサーに入れてペースト状に。冷凍保存する場合は、パルメザンチーズを入れずにソースを密閉用保存袋に小分けする。半年ほどもつ。
 
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