庭にチョウを呼びたいけど幼虫は見たくない……どうすれば?

野菜やチョウの食草になる植物を育てたい場合は、ネットで覆って防御する。撮影:渡辺七奈
“家族で遊べる庭”をコンセプトに、1年間かけてお送りする「遊ガーデン」。今月は、チョウが華麗に舞う庭を目指します。でも、「チョウはいいけど、アオムシは……」という、幼虫嫌いの人もいるのでは? 御殿場市立秩父宮記念公園のヘッドガーデナー、矢澤秀成(やざわ・ひでなる)さんに、なるべく幼虫に遭遇しないバタフライガーデンをつくるためのポイントをお聞きしました。

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■自分の庭で幼虫を見たくなければ食草は植えないこと

チョウは多くの場合、成虫と幼虫とで好む植物が異なります。ですから、幼虫の苦手な人がバタフライガーデンに挑戦する場合は、幼虫の食草となる植物を庭に植えないことです。蜜源に集まったチョウは、産卵場所を探しています。バタフライガーデンのそばに食草があれば、その葉に卵を産んでしまうからです。
チョウの幼虫は緑であれば何でも食べるわけではなく、食べる植物が決まっています。というのも、幼虫は大量の葉を食べるため、進化の過程で、食べられる側の植物と常に攻防戦を続けてきました。植物が虫の嫌がる化学物質、いわゆる毒や、まずい成分をつくって身を守ると、虫のほうもそれに耐性をつけ、再び挑むという具合です。長い期間を費やし適応したことにより、その植物しか食べないようになっているのです。
■『NHK趣味の園芸』2016年6月号より

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