新じゃがいもと新たまねぎ、どこが「新」なの?

イラスト:前田はんきち
春から初夏の野菜売り場にズラリと並ぶ新じゃがいも、新たまねぎ。そもそも、どこがどう「新」なのか。定義や味の特徴は? 知っているようで知らない新じゃが&新たま情報を集めました。

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■新じゃがいも・新たまねぎって?

新じゃが
北は北海道から南は九州まで日本中で生産されているじゃがいも。その収穫時期の初期に出る新物が「新じゃがいも」で、3〜5月に特に広く出回っているのは鹿児島県、長崎県などの温暖地から出荷されるもの。新じゃがに対し、貯蔵して冬を越したものは「ひねじゃがいも」とも呼ばれる。
新たま
佐賀県、兵庫県、北海道などで多く栽培されているたまねぎ。その多くは貯蔵性を高めるために十分乾燥させてから出荷されるが(外皮が茶色く乾燥しているのはそのため)、主に4〜5月、早取りして貯蔵せずに出荷されたものが新たまねぎと呼ばれる。

■味や食感はどう違う?

新じゃが
皮が薄く柔らかく、皮ごとの調理に向く。全体に水分が多くて柔らかく、普通のじゃがいものような“ホクホク”感はやや弱い。小粒から大粒まである。
新たま
皮が薄く、やや偏平な形をしている。水分が多くて柔らかく、辛みがマイルドなので生食に向いている。

■「中医学」の視点から 栄養の特徴は?

井澤由美子さん(国際中医薬膳師)
新じゃが
・でんぷんに守られて熱で壊れにくいビタミンCは、かぜや動脈硬化を予防する。
・胃の痛みを防ぎ、「脾(ひ)」(中国医学の五臓の一つ。消化吸収を行う)の働きを高めるため疲労回復効果がある。
・豊富なカリウムは余分なナトリウムを排出するため、血圧を下げる効果も。
新たま
・辛みのもとである硫化アリルが少ないので水にさらさず生食でき、ビタミンB1を効率よくとれる。新陳代謝を活発にし、消化促進、胃もたれ改善にも有効。
・酢と合わせると血液サラサラ効果が高まる。糖尿病、生活習慣病予防に。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2016年5月号より

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