チューリップ栽培 失敗しないための3つのポイント

強健で育てやすく、初めてでもおすすめできるという原種系チューリップのひとつ、タルダ。星形の黄色い花を咲かせる。花が閉じているときの緑色と、開いているときの黄色が目立つ華やかさの見え方の差がおもしろい。非常に丈夫でよくふえる。開花期は4月上旬〜。撮影:今井秀治
「チューリップは球根を植えるだけだから簡単」。そう思っていると、花が咲かなかったり、ひょろひょろと細くて小さくなってしまったりすることがあります。3つの重要ポイントを園芸研究家の渡部哲次(わたべ・てつじ)さんに教えてもらいました。

* * *

1 日当たり
 
日当たりが悪いとチューリップは育ちません。半日以上は直射日光の当たる場所に植えましょう。
2 土
水はけの悪い場所ではチューリップは育ちません。雨が降ると水がたまってしまうような場所は、堆肥や腐葉土などを入れて水はけを改善しましょう。
 
3 水やり
 
地上部がない状態でも、チューリップは土中に根を伸ばしています。冬に水やりを忘れると、花が咲かなかったり、ひょろひょろになったりしてしまいます。鉢植えの場合は表土に湿り気がなくなったらすぐに水やり、庭植えの場合も乾燥しているときは水やりをしてください。
■『NHK趣味の園芸』2015年10月号より

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