朝、心身をすっきり目覚めさせるヨガのポーズ

自然界に一日のリズムがあるように、私たちの体にも一日のリズムがあります。ヨガ・インストラクターのサントーシマ香（さんとーしま・かおり）さんが、このリズムをうまく切り替え、朝すっきりと体を目覚めさせるヨガを紹介します。筋肉に少し負荷がかかるポーズは、交感神経が優位な状態に導き、心身を活動モードに切り替えてくれます。カーテンと窓を開け、朝の光、新鮮な空気をたっぷりとり入れながら行ってください。習慣にすれば、一日のリズムが自然と整い、日中の眠気防止や夜の快眠にもつながるでしょう。

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■「猫のポーズ→犬のポーズ」

2つのポーズを呼吸に合わせて連続して行い、朝目覚めたときに感じる筋肉のこりや緊張をほぐしていきましょう。神経が集まっている脊柱が伸び、かたくなった背骨が目覚めます。姿勢を改善することで、ボディーラインを整える効果も期待できます。
1　四つんばいで背中を反らす
四つんばいになり、ひと呼吸したら、息を吸いながら頭を上げ、背骨をグーッと反らせる。

2　あごを引いて背中を丸める
次に、息を吐きながらあごを引き、背中をドームのように丸める。1「吸う／反る」→2「吐く／丸める」を5回繰り返す。

3　四つんばいに戻る
手のひらを1つ分前に移動させ、指をしっかり開いて、四つんばいに戻る。 
4　お尻を高く上げて背中を伸ばす
ゆっくりお尻を持ち上げる。手でしっかり床を押しながら、お尻がいちばん高い位置まできたら背中を伸ばす。首の力は抜き、下半身に体重がかかるように。この状態で息を「吸う」→「吐く」を5回繰り返す。

■『NHKまる得マガジン ゆったりヨガで心もからだもリラックス！』より（医学監修：高尾美穂）