色形さまざま! ユニークなナスを植えてみよう

‘揚げてトルコ’は楕円(だえん)形の白ナス。加熱しても色落ちせずねっとりした食感。長さ13cm程度で収穫。/トキタ種苗
ナスの植えつけは5月の大型連休から6月下旬くらいが適期です。これからナスを植えつける人は、家庭菜園ならではの、ちょっと変わったナスに挑戦してみましょう。園芸家に深町貴子(ふかまち・たかこ)さんが紹介します。

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ナスといえば長形や長卵形の紫ナスを思い浮かべますが、最近は細長いタイプや丸形、小ナス、白や緑色、しま模様など、ユニークな品種の苗が多く流通するようになりました。今シーズンは市販の野菜ではなかなか手に入らない、ひと味違った色や形のナスに挑戦してみませんか? よく観察すると果実だけでなく、葉の色や形、大きさ、質感、花色もさまざま。万能野菜のナスですが、品種ごとの特性を生かしたおすすめの食べ方もあり、白や緑色のナスは加熱しても色落ちせずに彩りが楽しめるなど、ナス料理のレパートリーが広がります。
色や形が個性的なナスも、栽培の基本はスタンダードな紫ナスと同じ。株が大きくなるので、ベランダなど奥行きのない場所では、一般的な3本仕立てではなく2本仕立てがおすすめです。枝を格子状の支柱、トレリスなどに誘引(ゆういん)して、収穫しながらこまめに整枝(せいし)を行うと、コンパクトな草姿(そうし)を維持できます。
※テキストでは、秋まで長く収穫が楽しめる、深町流のプランター栽培の極意も紹介しています。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年5月号より

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