バラの「始まり」は病気の「始まり」

葉を病気から守って、きれいに咲かせよう。写真は‘サンセット・グロウ’。撮影:桜野良充
3月はバラの「始まり」のとき。この季節には芽吹きに合わせて、たくさんの作業があります。バラ栽培家の小山内 健(おさない・けん)さんが、病気対策の重要性を教えてくれました。

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バラの芽が展開を始めると、まずうどんこ病が現れ、そして目では確認できませんが、黒星病も活動を始めます。病気をまん延させてしまうと、枝葉が傷んで、株に大きなダメージを残します。もちろん花つきもよくありません。
こうならないためにも、病気はなるべく「予防」を心がけることが大切です。

■薬剤散布は先手必勝!

「予防」には、いろいろな方法と考え方があります。ほんの少し被害が見られるくらいなら、手で取り除いたり、症状が出た葉を数枚むしるだけでも、一定の効果があります。
あまり手間をかけず、大きな成果を上げたいなら、予防薬の散布が効果的です。この場合は、芽吹きから3月中・下旬までに1回、散布しておくのがポイント。株全体、特に芽先はしっかり散布します。病原菌の活動より「先手」を打つことになり、4〜5月からの病気のまん延が抑えられます。健康なバラがふえるので、薬剤の使用量は少なくてすみ、春の花つきもよくなります。
■『NHK趣味の園芸』2015年3月号より

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