かわいすぎる! エディブルフラワーの手まりずし

見た目も味も大満足!
料理の引き立て役として重宝されるエディブルフラワー(食べられる花)。栽培や収穫のポイントを、豊橋温室園芸農業協同組合エディブルフラワー部会長、渡辺道晴(わたなべ・みちはる)さんに伺いました。そして、「ハーブとアートのラテラ塾」を主宰する外山ミチコさんがエディブルフラワーをつかった手まりずしをご紹介します。

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■まずは株をしっかり育て開花した日に収穫する

栽培にあたって注意するポイントは、「一つ一つの株をしっかりと作ること」と渡辺さん。適期にタネをまき、有機質肥料を施して定植(ていしょく)します。水は、土の表面が乾いたら、たっぷりやるようにすると、根がしっかりと張り、丈夫な株に育つそうです。
たくさんの花を収穫するため、最初の2〜3輪は蕾(つぼみ)のうちに摘み取って株の成長を優先します。その後は毎日確認して、花が咲いたらその日のうちに収穫を。花びらはデリケートで傷みやすいので、手のひらを丸め、ガクと茎の間を指でひねるように摘むのがコツだそうです。
「花の部分は種子を作るための栄養が集まるため、ビタミンAやβ ‒カロテンなどの栄養価も豊富。新しい食材として、ぜひ家庭でも楽しんでみてください」

■エディブルフラワーの手まりずし

 
丸く握った酢飯をサーモンでくるみ、エディブルフラワーをあしらって。卒業や入学などを祝う席にもぴったりです。
[材料]
ご飯…2合
すし酢…大さじ4
ディルの葉(フレッシュ)…適量
ケッパー(酢漬け)…適量
黒コショウ…少々
生ハム、サーモン…各3〜4枚
エディブルフラワー…適量
※あれば、お皿やおすしに、ルッコラやチャービルを飾ってもよい。
[作り方]
1 かために炊いたご飯にすし酢を切るように混ぜ、ご飯が冷めたら、1cm角に切った生ハムとサーモン(各2切れ程度)、細かく切ったディルの葉、ケッパー、黒コショウ少々を加え、サッと混ぜる。
2 ラップにひと口サイズのご飯をのせて丸め、生ハムやサーモンでくるんで丸く形を整える。
3 エディブルフラワーをご飯に押しつけるようにして飾れば完成。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年3月号より

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