むいたかぶの皮は甘酢漬けにしよう

左:皮の筋が堅いこともあるので、薄くむいてから、一部を厚めに切って食べてみる 右:かぶの皮の甘酢漬け。撮影:浮田輝雄
『きょうの料理』の連載「大原千鶴のシンプル京ごはん」では、京都の料理旅館に生まれ、現在は料理研究家として活躍する大原千鶴(おおはら・ちづる)さんが、使う食材と手順をできる限りおさえながらも、毎日の食卓をしっかりと支えるレシピを紹介しています。2月号の食材はかぶ。大原さんにかぶの皮をむくときのポイントと、むいた皮の活用法を教えてもらいました。

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■かぶの皮をむくときのポイント

かぶは、皮をむかずに料理することもありますが、皮の筋が堅いこともあるので、薄くむいてから、一部を厚めに切って食べてみるとよいでしょう。筋を感じるようであれば、さらに厚めにむくことをおすすめします。厚めにむいた皮は甘酢漬けなどに利用できます。

■かぶの皮で甘酢漬けをつくる

厚めにむいたかぶの皮は、そのまま捨ててしまうのが少しもったいない気がしますね。そんなときは、皮の甘酢漬けをつくりましょう。
かぶの皮は食べやすい大きさに切り、1コ分の皮の量に対して塩小さじ1/2をもみ込んで10分間ほどおき、水分を出します。甘酢は、米酢大さじ2、砂糖大さじ2、塩小さじ1/6を混ぜ合わせ、昆布5cm四方と赤とうがらし1本分(輪切り)を入れてつくります。かぶの皮を手で絞って甘酢にあえて、漬け込みます。1時間ほどで食べられますが、保存容器に入れ、冷蔵庫で2週間保存もできます。お弁当や箸休めに重宝しますよ。
■『NHKきょうの料理』2015年2月号より

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