青じそで花粉症対策

すっきり湯豆腐 豆乳仕立て  撮影:砂原 文
くしゃみや鼻水、鼻づまり。花粉症の季節がやってきました。青じそをたっぷりのせた鍋を食べてつらい季節を乗り越えましょう! 国際中医薬膳師のナガタ ユイさんにお話を聞きました。

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くしゃみが止まらない、鼻水がダラダラ。そして目がかゆくて、頭がぼーっとする。かかった人にはわかると思いますが、花粉症はかぜの初期段階に似た症状が見られ、大変つらい状態です。水のような鼻水の原因は余分な水分と冷え。症状を悪化させないために、まずは体の温めを。胃腸を整え、水分調整することが大切です。
おすすめは“青じそ”。温めと香りによるすっきり効果を生かして鍋と合わせれば、ポカポカが持続。温める→エネルギーが巡る→胃腸が整い、水分代謝が上がる→余分な水分が排出、という流れでダラダラ鼻水を予防することができます。

■薬味の話

青じそ、ねぎ、みつばなどの香味野菜には、エネルギーの巡りをよくする働きがあり、肺や胃腸の働きを整え、新陳代謝を高める手助けをします。特にねぎは、かぜの初期症状にも効果が見られ、この時期には積極的にとり入れたい食材です。細かく刻んで鍋に、煮物に、炒め物に使ってみましょう。そして何よりも、豊かな香りはストレスを取り除き、気分も晴れ晴れするはずです。
※テキストでは、青じそをたっぷりのせていただく「すっきり湯豆腐 豆乳仕立て」のレシピを掲載しています。こちらの鍋も、ベースの食材は花粉症対策に心強いものばかり。花粉シーズンに備えて、ぜひつくってみてください。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2015年2月号より

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