あなたの口元老化度は? 今すぐチェックしよう

正しい姿勢なら歯と歯の間に隙間ができる。撮影:藤田浩司
顔にシワやたるみが出たり、足腰が弱くなったり……。年齢を重ねるとさまざまな変化が表れてくるものですが、こうした変化より早く始まるのが“口元の老化”です。怖いのは、老化とはまだ無縁と思っている若い世代でも、すでに起こり始めているかもしれないこと。まずは、歯科医師の宝田恭子(たからだ・きょうこ)さんのご指導のもと、自分の口元をチェックしてみましょう。

■Q:自然に口を閉じた状態で、リラックスして座ってください。そのとき、上の歯と下の歯は、どのような状態になっていますか?

A:上下の歯の間に隙間がある
B:上下の歯が触れ合っている



■口元老化度 結果発表!

Aだった方は……大丈夫! 10年後もキープしましょう
あなたの口は、上下の歯の間に隙間がある、正常な状態です。必要以上に上下の歯をかみ合わせることがないので、歯や口元、あごの筋肉の健康を保つことができます。この状態をキープできれば、口元は若々しくいられるでしょう。
Bだった方は……要注意! すでに老化がスタート!?
実年齢に関係なく、あなたの口はすでに老化が始まっている可能性が。歯と歯が触れ合っている時間が長いと筋肉が常に緊張して、筋肉の疲労、歯の違和感、あごの疲労感など、さまざまな不定愁訴につながる可能性があります。このままだと、見た目も老け込んでしまうかも。

■上下の歯の間に隙間があるのが正常な状態です

リラックスして、特に何も意識しない状態で口を閉じているとき、上下の歯と歯の間に2〜3mm隙間が空いているのが、正常な状態。この隙間を「安静時空隙(くうげき)」といいます。上下の歯と歯が触れ合うと、それだけでかむときに使う筋肉が緊張してしまうため、顎(がく)関節の痛み、疲労や頭痛、肩凝りなどを招くほか、歯がすり減ったり、歯周病、知覚過敏といったトラブルが起こる危険が。こうした癖は「TCH(Tooth Contacting Habit:歯列接触癖〈へき〉)」と呼ばれ、現代人の不調の隠れた要因となっています。
■『NHKまる得マガジン 口元エクササイズで若々しく!』より

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