羽生名人と渡辺二冠のビッグマッチも! 大盛り上がりの公開収録 in 秋田
- 右/次の一手名人戦にはひさしぶりの登場となる渡辺二冠。左/公式戦さながらの真剣な表情を見せる羽生名人 撮影:藤田浩司
NHK・Eテレで平成26年12月28日に放送された「第40回将棋の日in秋田」。公開収録の開場となった秋田県民会館で開催された盛大なイベントの模様をお伝えします。
■公開収録イベント
公開収録イベントは午後からでしたが、開場を待ちきれない参加者が県民会館ロビーで持参の盤駒を使って将棋を指す場面も。人気棋士が多数出演するイベントへの期待の高さがうかがえました。二部構成の公開収録イベントは、矢内理絵子女流五段とNHK大阪放送局の山田朋生アナウンサーの司会で進行。竿灯の実演や、あきた舞妓・千乃葉さんによる振り駒など、秋田らしさを満喫できる演出に、期待はさらに高まっていきます。
■棋士とのふれあい
会場となる秋田県民会館では、午後からの公開収録にさきがけて、棋士とファンが直接ふれあうイベントが催されました。内容は羽生善治名人、渡辺明二冠、谷川浩司九段による「色紙サイン会」、佐藤康光九段、島朗九段、木村一基八段、宮田利男七段、中村太地六段、永瀬拓矢六段、甲斐智美女流王位・倉敷藤花、飯野愛女流1級による「指導対局」、堀口弘治七段、北島忠雄七段、鈴木環那女流二段による「こども将棋教室」。こども将棋教室の対象は中学生以下で、参加費無料。レベル別で、駒の動かし方から解説する初心者コースは堀口弘治七段と鈴木環那女流二段が、ルールはわかっている人向けの初級者コースは北島忠雄七段が担当し、多くのこどもが集まっていました。
■第1部 秋田おもてなしリレー対局
第1部はリレー対局。佐藤康光九段・香川愛生女流王将・佐藤千明くん(中学3年生)の「チームスギッチ」と木村一基八段・甲斐智美女流二冠・新斗米光くん(小学5年生)の「チーム与次郎」が対決します。前日に行われた「秋田市長杯将棋大会」小・中学生の部の優勝者、新斗米光くん(小学5年生)と、準優勝者、佐藤千明くん(中学3年生)がどのような戦いぶりを見せるかに注目が集まりました。
二人ともアマ三段クラスの強豪で舞台度胸もすばらしく、解説を担当した島朗九段だけでなく、チームを率いる佐藤九段、木村八段も感心する指しまわしで将棋は大熱戦に。詳細はテキスト『NHK将棋講座」2015年2月号の「将棋クローズアップ 激戦の軌跡」でお伝えしています。
■第2部 次の一手名人戦
第2部は恒例の次の一手名人戦。羽生善治名人と渡辺明二冠というビッグマッチを間近で見られる機会はそうそうありません。将棋は先手となった羽生名人が三間飛車を採用するという驚きの出だしで、会場のファンの間には大きなどよめきが起こりました。
それぞれの対局者の「次の一手」を当てるクイズが対局と同時に進行し、プロ棋士も参加していましたが、かなり早い段階で人数が絞られ、次の一手名人が決定する波乱の展開になりました。
対局は、渡辺二冠が「あわてて二歩を打ちそうになった」というほどの熱戦となりましたが、羽生名人の攻めをしのいだ渡辺二冠が、すばやい反撃で寄せきって制勝。終局すると、公式戦さながらの熱戦に対して会場から大きな拍手が送られました。
■『NHK将棋講座』2015年2月号より
■公開収録イベント
公開収録イベントは午後からでしたが、開場を待ちきれない参加者が県民会館ロビーで持参の盤駒を使って将棋を指す場面も。人気棋士が多数出演するイベントへの期待の高さがうかがえました。二部構成の公開収録イベントは、矢内理絵子女流五段とNHK大阪放送局の山田朋生アナウンサーの司会で進行。竿灯の実演や、あきた舞妓・千乃葉さんによる振り駒など、秋田らしさを満喫できる演出に、期待はさらに高まっていきます。
■棋士とのふれあい
会場となる秋田県民会館では、午後からの公開収録にさきがけて、棋士とファンが直接ふれあうイベントが催されました。内容は羽生善治名人、渡辺明二冠、谷川浩司九段による「色紙サイン会」、佐藤康光九段、島朗九段、木村一基八段、宮田利男七段、中村太地六段、永瀬拓矢六段、甲斐智美女流王位・倉敷藤花、飯野愛女流1級による「指導対局」、堀口弘治七段、北島忠雄七段、鈴木環那女流二段による「こども将棋教室」。こども将棋教室の対象は中学生以下で、参加費無料。レベル別で、駒の動かし方から解説する初心者コースは堀口弘治七段と鈴木環那女流二段が、ルールはわかっている人向けの初級者コースは北島忠雄七段が担当し、多くのこどもが集まっていました。
■第1部 秋田おもてなしリレー対局
第1部はリレー対局。佐藤康光九段・香川愛生女流王将・佐藤千明くん(中学3年生)の「チームスギッチ」と木村一基八段・甲斐智美女流二冠・新斗米光くん(小学5年生)の「チーム与次郎」が対決します。前日に行われた「秋田市長杯将棋大会」小・中学生の部の優勝者、新斗米光くん(小学5年生)と、準優勝者、佐藤千明くん(中学3年生)がどのような戦いぶりを見せるかに注目が集まりました。
二人ともアマ三段クラスの強豪で舞台度胸もすばらしく、解説を担当した島朗九段だけでなく、チームを率いる佐藤九段、木村八段も感心する指しまわしで将棋は大熱戦に。詳細はテキスト『NHK将棋講座」2015年2月号の「将棋クローズアップ 激戦の軌跡」でお伝えしています。
■第2部 次の一手名人戦
第2部は恒例の次の一手名人戦。羽生善治名人と渡辺明二冠というビッグマッチを間近で見られる機会はそうそうありません。将棋は先手となった羽生名人が三間飛車を採用するという驚きの出だしで、会場のファンの間には大きなどよめきが起こりました。
それぞれの対局者の「次の一手」を当てるクイズが対局と同時に進行し、プロ棋士も参加していましたが、かなり早い段階で人数が絞られ、次の一手名人が決定する波乱の展開になりました。
対局は、渡辺二冠が「あわてて二歩を打ちそうになった」というほどの熱戦となりましたが、羽生名人の攻めをしのいだ渡辺二冠が、すばやい反撃で寄せきって制勝。終局すると、公式戦さながらの熱戦に対して会場から大きな拍手が送られました。
■『NHK将棋講座』2015年2月号より
- 『NHK 将棋講座 2015年 02月号 [雑誌]』
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